子供が酔う甘酒があるのを知ってる?手作りは特に注意!

子供も大人もお年寄りまで家族みんなで甘酒生活を楽しんでいるっしゃる方が増えていますね。自宅で手作りして甘酒を飲んでいる方も多いと思います。でも気をつけないと子供が酔う甘酒があるということを知っていますか?

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甘酒と言うと、酒粕を使用したものと米麹を使用したものと2つ存在していますが、どちらの甘酒も気をつけないといけない事があるのです。

子供に飲ませるならば手作りが良いと思って、作っている方もいるかもしれませんが、酒粕の甘酒も米麹の甘酒も気をつけないとアルコール分をたっぷり含んだ甘酒を子供に摂取させてしまいかねません。

今回は、アルコール分たっぷりで子供が酔っ払ってしまう甘酒、子供が酔う甘酒を作らないようにするためにはどうしたら良いのかを書いていきたいと思います。

酔う甘酒を子供に飲ませたら大変~!

甘酒には、2種類のタイプがあることは皆さん、知っていますか?

 

  • 米麹を発酵させて作った甘酒
  • 酒粕を水分に溶かして砂糖を入れて作った甘酒

主な原材料は、米麹か酒粕ですが、どちらも甘酒と呼びますね。(ややこしい)

まず、分かりやすいので酒粕を使用した甘酒の解説から。

子供が酔う酒粕甘酒とは、どんなもの?

酒粕の甘酒は、子供が酔ってしまう甘酒が出来上がっちゃうような気がすると思います。

そうなんです。そもそも酒粕だけを見ると、アルコール分が8%前後も含まれているんです。

もちろん、作り方としては、とっても簡単で、

鍋に水と酒粕と砂糖を入れて、酒粕がしっかり溶けるまでかき混ぜながら溶かしていけば、完成!

でも、実は普通に酒粕を溶かしただけではアルコール分がまだまだ残っていて、これを飲んでしまうと子供も大人もお酒が弱い人は、酔っ払ってしまうかもしれません。

アルコール分をしっかり飛ばすには、グツグツと沸騰させる時間が必要になってきます。

例えば、しっかり5分くらいグツグツと酒粕甘酒を沸騰させて作ったとしても、完全にアルコール分が飛んだかどうか。。と言うと、「完璧にアルコール分0で酔っ払わない酒粕甘酒です!」とは言えないんですよね。。

なぜならば、手作りしたときに使用している酒粕の種類も違うだろうし、水分の量やその時の火加減も全員条件が一緒ではないので、はっきりと「沸騰させればアルコール分0の酒粕甘酒ができます!」とは言えないんですよね。

こちらの記事に詳しく書いてあるので参考になさって下さいね。↓

「子供に飲ませる酒粕甘酒の作り方。」

酒粕の甘酒を作ってみて、このあたりは自己判断になってしまうのですが、アルコール分が感じられないな、酔っ払う感じがないな、と思うのであれば子供に飲ませても大丈夫だと思いますが、やっぱりアルコール分がまだ入っているんじゃないかな、と不安な場合や絶対に酔っ払ってしまうような甘酒を飲ませたくない、と思うのであれば、手作りの酒粕甘酒は、飲ませない方がいいとわたしは思っています。

これは、子供に限ったことではなくて、大人も同じです。アルコールが苦手な大人も沢山いますし、運転をする方もいらっしゃると思います。不安な場合は、手作りの酒粕甘酒は控えるようにして下さいね。

それでも酒粕の甘酒が健康にも良いので飲みたいな、と思うのであれば、市販の酒粕甘酒もあるんですよ。

市販品であれば、アルコール分は1%未満です。清涼飲料水と同じ扱いになります。

これ、私も飲んでみましたが、美味しかったです。

でも美味しいからと言って、大量に飲んでしまうと酔う可能性はありますので、注意が必要です。

こんな風に1本タイプになっていると量も決められているので安心かもしれませんね。

子供が酔う米麹甘酒とは、どんなもの?

さて、もうひとつの米麹を使用した甘酒について。

手作りしている方は、よく分かると思いますが、

米麹とご飯orお粥(入れない場合もある)と水を混ぜて、一定温度で加温して発酵させて甘酒を作ります。

一定温度がキープできるヨーグルトメーカーや甘酒専用の甘酒メーカー、もしくは、炊飯器なんかで手作りされている方が多いかと思います。

確かに手作りした米麹の甘酒には、栄養や酵素も含まれていて、美容や健康に効果が期待されますよね。家族全員で飲まれている方も多いかもしれません。

酒粕とは違って、米麹自体にはアルコール分は入っていませんので安心ではあります。

しかーーーーーし!!!!!!

ここからは、あまり注意事項としての記載がないのでよく覚えていて頂きたいことがあります。

それは、米麹の甘酒も場合によってはアルコール分たっぷりの甘酒になってしまうことがある、ということなんです。

手作りの米麹甘酒はアルコール分を含んでしまうかもしれないよ!

米麹の甘酒だったら、アルコール分を含まないってよく聞きますよ~!と皆さんの声が聞こえてきそうです。

確かに市販品であれば、アルコール分を含んでいない甘酒として市場に出回っていますね。

これは、手作りで米麹の甘酒を作った場合に起きてしまうことなんです!

そのメカニズムはこちらです。

  • 米麹を加温して甘酒が完成・・・・・→常温に放置・・・・・→アルコール発酵が始まる

手作りした米麹の甘酒は、発酵が進んでしまうんです。

酵素はほとんど失活しているものの、麹の胞子がちらほら残っている可能性があって、そうすると発酵は進んでいきます。

出来上がった甘酒を常温に放置していたら、確実に発酵が進んでアルコール発酵してしまいます。

それを飲んだら、しっかりアルコール分入りの甘酒になってしまうんですよ。

「常温になんて放置しないわ。冷蔵庫に入れます~。」

っていう場合だって、冷蔵庫の中でもジワジワと発酵は進んでいきます。

すぐにアルコール発酵までにはならなくても発酵は進んでいってしまうんですよね。

手作りの米麹の甘酒の発酵を止める方法

では、手作りの米麹の甘酒の発酵の止め方をお教えします。

それは、火入れという作業を行うこと。こうすることで、しっかり麹菌とはオサラバ!

鍋に出来上がった米麹の甘酒を入れて、フツフツとする状態をキープしながら、かき混ぜながら約5分くらい、しっかり加熱してあげましょう。

この状態で、冷蔵庫に入れて保存すれば、火入れしてない甘酒よりも美味しい状態(発酵が急激に進まない状態)を長くキープすることができるでしょう。

出来上がったその日のうちに飲むならば、火入れした甘酒じゃなくても大丈夫ですが、2日以降も米麹の甘酒を安心して楽しむのであれば、火入れすることをオススメします。

火入れは面倒な場合は。。

米麹の甘酒を火入れしてしまえば、アルコール発酵する危険性も低くなることはお分かり頂けたと思いますが、いちいち火入れするのが面倒ならば、市販ですでに火入れされた甘酒もあるので、こういうタイプの物を子供に飲ませてあげれば、アルコール分が入っているかを気にせずに安心して飲ませてあげられることができるでしょう。

量も決められているので、飲み過ぎにもならないので、時間がない時なんかは、こういう商品に頼ってもいいかもしれませんね。

今は、味もいろいろな物が出ていて、きっと子供も喜ぶのではないかしら。

どうしても火入れしたくないの。だって栄養素が。。

そうは言ってもやっぱり手作りの甘酒にこだわりたい方もいらっしゃるかもしれませんよね。

確かに火入れ作業をしてしまえば、酵素は失活してしまいますし、栄養素も減ってしまうのは確かです。

そんな時は、米麹の甘酒ができたら、小分けにして冷凍庫で凍らせてしまいましょう。

完全に酵素や栄養素がそのまま残りますよ、とは言い切れませんが、火入れ作業をしてしまうよりは、冷凍した方が良いと言えるでしょう。

氷を作るようなケースに流し込んで、甘酒を保存しておいて、毎日、牛乳や豆乳に凍らせておいた甘酒を入れて、ミキサーなどにかけて甘酒シェイクのようにして飲むというのもありかもしれませんね。

子供たちに安心して甘酒を飲ませてあげられるように、いろいろ工夫してみて下さい。

結論としては、やっぱり米麹の甘酒を火入れして飲ませてあげるか、市販の甘酒を飲ませてあげるというのがアルコール分を気にするのであれば、一番良いと思います。

それでは、今回の「子供が酔う甘酒があるのを知ってる?手作りは特に注意!」をまとめていきます。

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子供が酔う甘酒があるのを知ってる?手作りは特に注意!まとめ

甘酒には、2種類のタイプがある。

  • 米麹を発酵させて作った甘酒
  • 酒粕を水分に溶かして砂糖を入れて作った甘酒

子供が酔う酒粕甘酒とは、どんなもの?

  • 酒粕自体のアルコール分は8%もある。酔っ払うレベル。
  • 一般的な酒粕の甘酒の作り方では、アルコール分は飛ばないと思っていた方がよい。
  • いくら沸騰させるような作り方をしても完全にアルコール分が飛んだとは言い切れない。
  • アルコール分1%未満の市販の酒粕甘酒を適量与えると良い。
  • アルコール分1%未満の酒粕甘酒も飲み過ぎには注意が必要である。
  • 子供だけじゃなく、大人やお酒が弱い人、運転をする人は十分に注意すること。

子供が酔う米麹甘酒とは、どんなもの?

米麹の甘酒を手作りした場合でもある条件でアルコールが発生してしまう時がある。

そのメカニズムはこちら。

  • 米麹を加温して甘酒が完成・・・・・→常温に放置・・・・・→アルコール発酵が始まる

手作りの米麹の甘酒の発酵を止める方法

  • 鍋に出来上がった米麹の甘酒を入れて、フツフツとする状態をキープしながら、かき混ぜながら約5分くらい、しっかり加熱してあげましょう。発酵を止めるには、火入れ作業が重要です。
  • この状態で、冷蔵庫に入れて保存すれば、火入れしてない甘酒よりも美味しい状態(発酵が急激に進まない状態)を長くキープすることができるでしょう。
  • 出来上がったその日のうちに飲むならば、火入れした甘酒じゃなくても大丈夫ですが、2日以降も米麹の甘酒を安心して楽しむのであれば、火入れすることをオススメします。

火入れは面倒な場合は。。

  • いちいち火入れするのが面倒ならば、市販ですでに火入れされた甘酒もあるので、こういうタイプの物を子供に飲ませてあげれば、アルコール分が入っているかを気にせずに安心して飲ませてあげられることができるでしょう。
  • 量も決められているので、飲み過ぎにもならないので、時間がない時なんかは、こういう商品に頼ってもいいかもしれませんね。

どうしても火入れしたくないの。だって栄養素が。。

  • 火入れ作業で栄養素が減ってしまうのが嫌だ、やっぱり手作りの甘酒が良いと言う場合は、米麹の甘酒ができたら、小分けにして冷凍庫で凍らせてしまいましょう。
  • 凍らせた甘酒と牛乳や豆乳をミキサーにかけて甘酒シェイクを作ってあげるのがオススメです。

子供が酔う甘酒を与えたくない場合の結論としては、

  • 米麹の甘酒を火入れして飲ませてあげる。
  • 市販の甘酒を飲ませてあげる。

というのがアルコール分を気にするのであれば、一番良いと思います。

それでは、皆さん、良い熟成を・・・・

<関連記事>→「甘酒の一日の摂取量を守らないと子供も大人も不健康になるって本当?!」

「子供に飲ませる酒粕甘酒の作り方。」

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