子供と一緒に仕込んでほしい、とっても簡単!蜂蜜梅酢の作り方!

一般的に梅酢と言ったら、梅干しを塩漬けして仕込んだ時に出てきた液体のことを指すのですが、今回は、パワードリンクとして通年通して楽しんでもらえる「蜂蜜梅酢の作り方」をご紹介します。

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去年だったかな。生徒さんとレッスン中におしゃべりしていたら、こんな話になったんです。Nさんのお友達界隈で梅酒を作ろう!っていう企画があって、友達の家に集まってワイワイみんなで漬けたらしいんだけど、Nさんは、お酒が苦手。。。旦那様もお酒をほとんど飲まないから、梅酒を仕込んでみたものの誰からも手をつけられず、完全放置状態になってしまった。。と。

5月くらいになると梅酒などを漬ける用の青梅が市場に出回り始めますね。なんだか春がきた~という感じがして、ワクワクしますよね。せっかくだから、何か今年は作ってみたいな~と思っている方もいるのではないかしら?

梅の季節になると日本人が昔からやってきた「梅仕事」。代表的なものとしたら、「梅酒」や「梅干し」ですが、、、

「梅干しだと天日干しがあったりして、手間がかかる。干す場所も困る~。」

「そもそも梅酒だとホワイトリカーで漬けるけど、お酒が苦手だから、飲めない。。。」

「子供たちも安心して一緒に楽しめるような梅漬けだったらやってみたいな~」

こんな風に思っている方たちのために、お酒も使わず、手間もかからず、簡単に仕込んで待つだけ!という蜂蜜梅酢です。今年は、あなたもおいしい梅漬けにチャレンジしてみませんか?

蜂蜜梅酢の作り方

早速仕込んでいきましょう。まず、準備するのは、保存瓶です。

今回は、梅を1キロ使用する計算なので、一度に同じ瓶で仕込めるように4Lサイズの大きめの保存瓶を準備しましょう。

まずは、保存瓶の煮沸消毒です。そんな大きい瓶を鍋でグツグツなんて無理ですので、一度、軽く瓶を洗ったら、60度くらいのお湯を中に注ぎ入れます。瓶が温まったら、お湯を一度捨てて、そこに、熱湯を注ぎ入れます。熱湯を捨てて、しっかり水気を拭き取って準備完了です。こうすることで、急激な温度変化で瓶が割れるのを防ぐことができます。

その後、瓶の中からまわり、蓋などをアルコールで拭きましょう。焼酎などでいいと思います。

おいしい蜂蜜梅酢にするために、重要な作業です。しっかりやって下さいね。

さて、次は、梅の選び方について書いていきます。

蜂蜜梅酢の作り方~梅選び~

さ、どんな梅を選ぶのかということです。

答えは、「青梅」です!!!しかもこの青梅は、地域の違いはあるものの5月中旬から6月初旬くらいまでしか出回っていません。「青梅」というのは、品種ではなくて、梅がまだ青い状態(黄緑色だけども。。)のもののことを言います。

品種で言うと古城(こじろ)や城加賀(しろかが)などがあります。

とにかく市場に出回っている期間が短いので、どこかで見かけたら、即ゲット!して下さいね~。次でいいや~なんてスルーしたら、次に見かけた時には、黄色みがかった梅干し用の熟した梅になってしまいますので。。。

私もよくスルーし続けて、青梅がほとんどなくなり、血まなこになって街中探すなんてことが過去にありましたので、注意が必要です汗

蜂蜜梅酢の作り方~どうして青梅なの?!~

みなさんも疑問に思ったことはありませんか?

今回のはちみつ梅酢や梅酒は、青梅を使用するのが一般的なんです。でも梅干しになると黄色く熟した梅でいい。なんでだろう?と思いますよね。

青梅は、まずは完熟した実よりフレッシュな果実実が感じられるということがあります。それに青梅で仕込んだ方が、長い時間熟成させていく過程で濁りが少なく、クリアな色に作り上げられるという点もあるんです。

熟成した実で作っても絶対にダメという訳ではありません。熟成した実で仕込むと、甘い風味のあるものができると思いますので、好みの問題もありますが、はちみつ梅酢や梅酒では梅干しのように塩を使いませんので、そもそも始めから熟成した梅の実を使ってしまうと場合によっては、発酵の進みの問題で腐敗菌が寄ってきやすくなってしまう可能性があるのです。甘みをたっぷり入れるので、その分危険性も高まります。腐敗してしまうなんてことになったら、せっかく長い時間待つのに悲し過ぎる。。。

一方、梅干しは、黄色くなった熟成した実を使いますが、梅干しは、塩漬けをします。もし、青梅で塩漬けしてしまったら、塩によって発酵の進みは遅くなり、堅いまんまの状態でおいしく仕上がらないんですね。だから熟成した実で漬けているんです。柔らかいおいしい梅干しにしたいですもんね。

このように、何度も挑戦していて、熟成した実の方の味が好きです。というのであれば良いけれど、初めて挑戦されるのであれば、蜂蜜梅酢を仕込むのは、青梅をオススメします!

では、作っていきましょう。

蜂蜜梅酢の作り方~瓶に入れて仕込む~

<材料>

  • 青梅 1kg
  • 蜂蜜 800g
  • 酢 900ml (できれば純米酢が好ましいです。優しい味にするならば、りんご酢がオススメです)

<作り方>

  1. 青梅のヘタを爪楊枝でとって、水洗いをして、しっかり水気を拭き取る。
  2. 青梅にフォークなどで無数に穴を開ける。
  3. 全ての材料を保存瓶に入れて、混ぜる。
  4. 3ヶ月程度で液体は飲めるようになります。

蜂蜜梅酢の作り方~ポイント~

  • 仕込む時の酢については、純米酢が好ましいです。せっかく手作りするのですから、素材にこだわってみてはどうでしょうか?
  • 優しい味にしたいときは、りんご酢にしてあげるといいですよ。
  • 蜂蜜が溶けずに固まってしまったりするので、時々、瓶を振ったり、綺麗なヘラで混ぜるようにして下さい。
  • 漬けたばかりの梅の実は、食べないで下さい!青梅には、毒が含まれています。でも熟成していく過程で毒の成分も分解されていきますので、安心して下さい。
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蜂蜜梅酢の作り方~まとめ~

いかがでしたか?仕込みはとても簡単だったと思います。うちにも昨年仕込んだ、蜂蜜梅酢がありますが、蓋を開けると梅の香りがして良い感じに出来上がりました。

毎日、炭酸や水で割って飲んでみましょう。子供たちも安心して飲めるので、今年は一緒に仕込んで、作業も味も楽しんでもらえたら嬉しく思います。

梅も酢も蜂蜜も美容と健康に良いとされています。無理なくおいしく毎日の習慣にしたいものですね。

では、仕込み材料をまとめておきます。

<材料>

  • 青梅 1kg
  • 蜂蜜 800g
  • 酢 900ml (できれば純米酢が好ましいです。優しい味にするならば、りんご酢がオススメです)

<作り方>

  1. 青梅のヘタを爪楊枝でとって、水洗いをして、しっかり水気を拭き取る。
  2. 青梅にフォークなどで無数に穴を開ける。
  3. 全ての材料を保存瓶に入れて、混ぜる。
  4. 3ヶ月程度で液体は飲めるようになります。

<ポイント>

  • 仕込む時の酢については、純米酢が好ましいです。せっかく手作りするのですから、素材にこだわってみてはどうでしょうか?
  • 優しい味にしたいときは、りんご酢にしてあげるといいですよ。
  • 蜂蜜が溶けずに固まってしまったりするので、時々、瓶を振ったり、綺麗なヘラで混ぜるようにして下さい。
  • 漬けたばかりの梅の実は、食べないで下さい!青梅には、毒が含まれています。でも熟成していく過程で毒の成分も分解されていきますので、安心して下さい。

とにかく、青梅の出回っている時期は限られていますので、今年は、待ち構えていて、良いタイミングでゲットして下さい!

こちらも人気記事です→「おいしいもずく酢の作り方!これで子供も家族にもおいしいと言ってもらおう!」

読んで下さっている皆さんやその向こう側のご家族が、おいしい!と言ってもらえたら、嬉しく思います。今日もありがとうございました。

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