甘酒と言っても、米麹で作る甘酒と酒粕で作る甘酒と2つ存在しているのを皆さんは知っていますか?
甘酒は、栄養成分満点で、健康に美容に良い!ということは、皆さん、知っていると思います。
「飲む点滴」の甘酒!という言葉が浸透しているようですが、飲む点滴と呼ばれるのは、米麹で作る方の甘酒です。
でも、もうひとつの酒粕にだって、栄養成分はたっぷり入っているんですよ。
そして、自家製の米麹の甘酒と市販の甘酒について。これの違いは、加熱しているか、していないかの違い。
この自家製の甘酒を加熱するかしないかで、栄養成分などに大きな違いが出てくることを皆さんは、知っていますかね?
今回は、米麹や酒粕で作る甘酒を加熱すると、栄養成分などは一体どうなってしまうのか?
市販の甘酒と自家製の甘酒との違いとは?
どんな甘酒を選んで、毎日飲んだら、効果的なのか?
毎日の生活で甘酒を摂り入れて、健康になりたい!と思っている人は、この記事を参考にしてもらって、今後にいかしてもらえたらと思います。
米麹と酒粕の甘酒を加熱すると栄養成分はどうなるか知ってる?!
まずは、甘酒と呼ばれている2種類についてです。
1つめは、米麹を糖化させて作る甘酒です。
2つめは、酒粕に砂糖を混ぜて作る甘酒です。
この2種類、どちらも「甘酒」と呼んでいます。
栄養成分に関して言えば、どちらもそれぞれしっかり栄養成分を含んでいます。
まずは、2種類の甘酒の栄養成分について見ていくことにしましょう。
米麹と酒粕の甘酒の栄養成分についての違いは?!
まず、米麹を使って作る甘酒の栄養成分の代表的なものを挙げてみると、
- ビタミンB群
- 食物繊維(水溶性と不溶性、バランスが良い)
- ブドウ糖
- 必須アミノ酸
この他にも、美肌に効果のあるコウジ酸や、パントテン酸、ビオチンなどや、腸内環境に良いとされているオリゴ糖なども含んでいます。
とにかく、人間が健康や美容に効果が期待される成分が、バランスよく、豊富に含まれているのが、この米麹で作られた甘酒と言えるのです。
一方、酒粕で作られる甘酒についてですが、米麹で作る甘酒との栄養成分の違いから見てみると、
- ビタミン類
- タンパク質
- 食物繊維(特に不溶性)
米麹で作られる甘酒よりも、酒粕で作る甘酒の方が、栄養成分の数値から見てみると、ビタミン類やタンパク質は、米麹の甘酒の倍も入っているんです。
ビタミン類やタンパク質が米麹で作る甘酒よりも豊富に含まれているということは、美容に効果を期待したい!と思っている人にとっては、酒粕の甘酒の方がいいのかもしれませんね。
ただし、酒粕の甘酒は、酒粕自体にアルコールが含まれている事があるので、アルコールが苦手だったり、飲んではいけない、妊婦さんや子供達などには、注意が必要となってきます!
酒粕に砂糖を加えて作っているので、どうしても加糖されてしまっていますので、ダイエット目的で考えてみると、最適とは言えないところがありますね。
米麹と酒粕の甘酒を加熱すると、何が変わるのか?
米麹で作る甘酒を加熱したら、どうなる?
まず、米麹で作る甘酒は、加熱するとどうなるか?というところですが、これは、自家製の甘酒と市販の甘酒との違い、とも言えます。
大きく変わるのは、米麹で作った甘酒を加熱すると、「酵素が失活する」ということが言えます。
麹は、100以上もの酵素を保有しています。甘酒が「甘い」と感じられるのも、この麹の中のアミラーゼという酵素が米のデンプンを分解して、ブドウ糖を生成しているからなんですよね。
自家製の甘酒には、酵素がたっぷり含まれていますので、飲んでいれば、体内に酵素を入れることが出来るので、消化酵素の助けになってくれたり、身体にとってはいいことだらけ。
酵素によって、いろいろな体内機能の助けになるので、身体は生き生き!本来の働きをきちんとしてくれるようになって、免疫力アップも期待できるので、風邪をひかな丈夫な身体を手に入れることができるかもしれません。
でも、これは、自家製だった場合のこと。甘酒を自家製で作った場合のみの話なんです。
甘酒が、身体に良いとされていますが、市販で売られている甘酒には、この酵素は含まれていません。
そこが、加熱する加熱しないの大きな違いだと思って下さい。
市販で売られている甘酒は、必ず火入れ作業が行われて、酵素を失活させている状態になっています。
なぜならば、酵素がまだ残っている状態で、瓶に詰めたり、袋にパックして、陳列しておいたら、発酵が進んでしまい、劣化してしまう。そして、最悪の場合は、発酵が進んでしまって、爆発してしまったりするかもしれません。
酵素が残っているということは、発酵が進んでしまうということなんです。
じゃあ、市販の甘酒を飲んでいるのは、意味がないのか、と言うと心配ご無用です。
酵素は加熱により含まれていませんが、麹が生み出した副産物の豊富な栄養分は、市販の甘酒には残っているでしょう。
ただ、全ての栄養成分が残っているのではなく、熱によって破壊されなかった栄養分は残っている、ということにはなりますが。。
熱に弱い栄養成分だって、もちろん存在している訳ですから。
酒粕で作る甘酒を加熱したら、どうなる?
酒粕は、そもそもお酒を造る時に、麹を絞った絞りカスが酒粕ということなので、先程も書いたように、アルコールが含まれている物があります。
お酒を絞る時に、圧縮機でギュ~っと絞った酒粕だと、そこで、微生物なども圧縮除去されてしまっているので、酵素を含むか含まないかという点でいったら、自家製の米麹で作る甘酒よりも酵素は始めから少ないと考えるべきですね。
とは言え、酒粕にも若干の酵素は残っていますので、そのまま放っておくと、発酵や劣化が進み、茶色く変色していきます。
お酒の絞り方などで、優しく絞っているような酒粕には、酵素を普通の酒粕よりも沢山含んでいる物もありますが、そんな酒粕は、特にアルコールもたっぷり含まれていることが多いように思います。
酒粕の甘酒は、水と砂糖を足して、しっかりと加熱しながら混ぜて、甘酒を作ります。
どうしても加熱しないと、酒粕が溶けないんですよね。自家製で酒粕の甘酒を作るにしたって、加熱は必要になってくるということになります。
酒粕の甘酒を加熱したら、どうなるか、というと、米麹の甘酒の時と同じように、熱で壊されなかった栄養分だけは、残っているでしょう。というのが答えになります。
こればかりは、成分分析をしっかりしなきゃ、わかりませんね。
米麹で作る甘酒も酒粕で作る甘酒も、加熱をすると、加熱で壊れなかった栄養成分だけは、残るよ、っていうことになります。
米麹で作る甘酒も酒粕で作る甘酒も、加熱することで酵素は失活してしまいますが、それによって発酵の進みは遅くなり、長期保存ができるという点は、良い点とも言えますね。
栄養成分をそのまましっかり摂り入れたいと考えている人は、自家製で米麹で甘酒を作って飲むようにするのが、一番効果的だと言えると思いますよ。
健康や美容に、毎日飲む甘酒は、どんな物を選ぶのが正解か?!
はっきり言って、甘酒で健康になろうと思うんだったら、毎日決まった量を継続的に飲むのが良い!と思います。
私の発酵教室の生徒さんたちも甘酒を毎日飲んでいる方達がいっぱいいらっしゃいますが、甘酒生活を始めて、早い人で1ヶ月くらい、平均的には3ヶ月くらいで、自分の身体に何か良い変化が現れているようです。
便秘が治った方や吹き出物がでなくなった方、疲れにくくなった方などなど。。。日光アレルギーが軽減された生徒さんもいらっしゃいましたよ。
続けていると、何かしら自分の身体のコンプレックスな部分に効いてくる可能性があるようですね。
続けることが大切なことなので、絶対に自家製で作らなくちゃいけない!なんて事は、私は思いません。
市販でも甘酒がいっぱい売られているので、その市販の甘酒を飲み続ければいいと思うんです。
加熱してしまっているから、栄養の成分が減っているからダメだ、と思う人のために、市販の甘酒の選ぶポイントです!
- 材料の記載に、添加物が入っていないかをチェック!
- 出来れば、大手メーカーの甘酒というよりも、酒蔵や味噌蔵などの蔵で作った甘酒を選ぶようにする。
この2つをチェックして選ぶようにしてみて下さい。
市販の甘酒は、いろいろなメーカーが参入してきているので、添加物がバリバリに入った甘酒だって、存在しているんですよ。
長く商品として陳列しているために、防腐剤入れちゃってたり、甘くならないからって、ブドウ糖まで添加しちゃっている甘酒だってあるんです。
購入する時は、必ず、裏面の原材料を見て、「米麹、水、米」この純粋な物以外入っていないかを確かめた方がいいです!
大手メーカーの甘酒は、安心感があるけど、出来れば、酒蔵や味噌蔵などの麹のプロがいるところで作られた甘酒だったら、もっといいと思いますし、信頼度もあります。
酒蔵や味噌蔵の人たちは、麹の出来上がりで味が別れることをしっかり分かっていますし、その麹に関しては、プロと言えます!
インチキなんてしたら、全ての商品の信頼がなくなることを分かっていると思います。
それに、日本人として、日本の食文化の麹を使用した製品を作る蔵を守っていく意味でも、お気に入りの蔵の甘酒の商品を選定するということも意識してもらえたらな、という思いもあります。
是非、意識して、お気に入りの甘酒を探してみて下さい。
市販の甘酒のおすすめはこれ!
まず、甘酒を毎日継続していくにあたって、1日の容量を守らなくてはいけません。
甘酒の1日の摂取量は、200mlまでと心得て下さい!!!
これ以上飲み続けると、かえって身体に毒だという気持ちでいて下さいね。
だって、甘酒は、ブドウ糖の塊ですから。(米麹の甘酒の場合)太ります!絶対に!糖尿病の方なんかは、医師に相談の上、召し上がって下さいね。
私が、市販の米麹で作った甘酒でおすすめしたいのは、こちらです。(個人的に米麹の甘酒が好きなので)
とろみがしっかりあるので、甘みをつける時の砂糖代わりの調味料としても使いやすいです。
私の発酵料理教室でも、この甘酒を使っています。
飲む時は、水などでお好みのとろみに薄めて飲むといいと思います。火入れしているので、酵素はほとんどないですが、その代わり、長期保存がききます。
ボトルなどではなく、パックなので、保存の時も邪魔にならず、便利でいいですね。
何年も前から、こちらの甘酒を使用していますし、味もとても良いですので、本当におすすめの1品と言えます。
それから、毎日続けるのには、計量が面倒だったり、もっと気軽に手軽に飲み続けたい!と思うかと思います。
そんな人たちには、こちらの小分けになっている商品がおすすめです。
有名な酒蔵さん「八海山」の甘酒ですので、信頼性も抜群です。
味も優しくて、甘酒初心者にもピッタリですし、米麹だけで作られているので、アルコールもないので、子供たちもお年寄りも家族みんなで安心して飲むことができると思います。
1日に1本!
単純なので、これならみんなで続けられるのではないでしょうか?
腸内環境のバランスを気にしている人たちには、こんな商品もでています。
甘酒ですが、もっとサッパリしていて飲みやすいです。私は、こっちが好きです!
それでは、今回の米麹と酒粕の甘酒を加熱すると、栄養成分はどうなるのかについて、まとめていきましょう。
米麹と酒粕の甘酒を加熱すると栄養成分はどうなるか知ってる?!~まとめ~
米麹と酒粕の甘酒の栄養成分についての違いは?!
まず、米麹を使って作る甘酒の栄養成分の代表的なものを挙げてみると、
- ビタミンB群
- 食物繊維(水溶性と不溶性、バランスが良い)
- ブドウ糖
- 必須アミノ酸
この他にも、美肌に効果のあるコウジ酸や、パントテン酸、ビオチンなどや、腸内環境に良いとされているオリゴ糖なども含んでいます。
とにかく、人間が健康や美容に効果が期待される成分が、バランスよく、豊富に含まれているのが、この米麹で作られた甘酒と言えるのです。
一方、酒粕で作られる甘酒についてですが、米麹で作る甘酒との栄養成分の違いから見てみると、
- ビタミン類
- タンパク質
- 食物繊維(特に不溶性)
米麹で作られる甘酒よりも、酒粕で作る甘酒の方が、栄養成分の数値から見てみると、ビタミン類やタンパク質は、米麹の甘酒の倍も入っているんです。
ビタミン類やタンパク質が米麹で作る甘酒よりも豊富に含まれているということは、美容に効果を期待したい!と思っている人にとっては、酒粕の甘酒の方がいいのかもしれませんね。
米麹と酒粕の甘酒を加熱すると栄養成分はどうなるのか?
米麹で作る甘酒も酒粕で作る甘酒も、加熱をすると、加熱で壊れなかった栄養成分だけは、残るよ、っていうことになります。
栄養成分をそのまましっかり摂り入れたいと考えている人は、自家製で米麹で甘酒を作って飲むようにするのが、一番効果的だと言えると思いますよ。
健康や美容に、毎日飲む甘酒は、どんな物を選ぶのが正解か?!
はっきり言って、甘酒で健康になろうと思うんだったら、毎日決まった量を継続的に飲むのが良い!と思います。
続けることが大切なことなので、絶対に自家製で作らなくちゃいけない!なんて事は、私は思いません。
市販でも甘酒がいっぱい売られているので、その市販の甘酒を飲み続ければいいと思うんです。
加熱してしまっているから、栄養の成分が減っているからダメだ、と思う人のために、市販の甘酒の選ぶポイントです!
- 材料の記載に、添加物が入っていないかをチェック!
- 出来れば、大手メーカーの甘酒というよりも、酒蔵や味噌蔵などの蔵で作った甘酒を選ぶようにする。
この2つをチェックして選ぶようにしてみて下さい。
市販の甘酒のおすすめはこれ!
まず、甘酒を毎日継続していくにあたって、1日の容量を守らなくてはいけません。
甘酒の1日の摂取量は、200mlまでと心得て下さい!!!
私が主宰する発酵料理教室で、ずっと使っている信頼する味噌蔵さんの甘酒!
有名な新潟県の酒蔵さん「八海山」の甘酒!小分けだから、1日1本で簡単!
腸内環境のバランスを気にしている人には、この甘酒!
いかがでしたか?
米麹や酒粕で作る甘酒は、自家製の物でも市販の物でも、とにかく効果を実感したいのであれば、継続的に続けることが大切です。
是非、自家製の甘酒を作るときの米麹もそうですし、市販の甘酒を購入する時も、日本人として、日本の食文化の麹を使用した製品を作る蔵を守っていく意味でも、お気に入りの蔵の甘酒の商品を選定するということも意識してもらえたらな、と願っています。
それでは、皆さん、良い熟成を。。。
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