醤油のカロリーや糖質って、どれくらいなのか知っていますか?ダイエットや筋トレや健康に気を付けている方たちの中には、外食の時にメニューの中で何が使われているのかをチェックしているでしょうし、自炊をしている方々もいると思います。そんな皆さんは特に調味料のカロリーや糖質の数値って、気になるではないでしょうか。
きっと健康に気を付けて食生活を送っている方々にとっては、外食したり、自炊するにしても和食を食べる機会が多いのではないでしょうか。やっぱり、和食は野菜もたっぷり使いますし、肉や魚などのタンパク質もしっかり摂れますよね。味付けも薄い味付けでも満足できるので、身体も喜ぶ食事と言っても良いと思います。
今回は、この和食には欠かせない調味料の醤油のカロリーや糖質がどのくらいなのか?をみていくことにしましょう。
醤油は、材料の違いや仕込みの違いによって、日本には代表する醤油が5種類あります。地域によって好まれている醤油も違います。実は、醤油のカロリーも糖質の量もその5種類の醤油の原材料の比率によって、高いのか低いのかを説明することが出来るんです。
この記事を読んで頂ければ、どうしてこの醤油のカロリーや糖質が高いのか、どうしてこの醤油のカロリーや糖質が低いのか、しっかりと理解できますし、おまけに、醤油の5種類の特徴もしっかり分かってしまうと思いますよ。
それでは、見ていきましょう。
Contents
醤油のカロリーや糖質は原材料が何かで決まる!
タイトルの通り、醤油は、醤油の原材料を見れば、どの醤油がカロリー、糖質が高くて、どの醤油がカロリーや糖質が低い、とすぐに説明することができますし、皆さんも納得できると思います。
醤油の原材料は、
- 大豆
- 小麦
- 塩
この3つです。大豆と小麦の比率は、醤油によって様々です。この比率が変わることで、カロリーや糖質の量にも影響がでてくるんですよ。
まずは、この日本の代表的な醤油の5種類の原材料と特徴を書いていきます。
<代表的な醤油5種類>
- 濃口醤油(大豆1:1小麦)醤油と言うと濃口醤油を使われることが多い。全国シェアは80%以上。
- 淡口醤油(大豆1:1小麦)濃口醤油と原材料の比率は一緒だが、色を濃くしたくないために、最後に塩水を加えるなどして、色味を調整している。
- 再仕込み醤油(大豆1:1小麦)1年経って醤油が出来上がったら、更にその醤油に醤油麹を入れて、再度何年か熟成させる時間をかけて熟成する醤油。
- たまり醤油(大豆9:1小麦)ほとんどが大豆で造られている。真っ黒くて、旨味が強いのが特徴。
- 白醤油(大豆1:9小麦)こちらは反対に小麦がほとんどで造られている。香りや酸味もある特徴の醤油。
こんな風に原材料や特徴でみてみると、しっかり違いがありますね。それでは、次にカロリーがどのくらいなのかを見ていきます。
醤油のカロリーは?!
数値を書いていきますが、醤油の大さじ1杯のカロリーを書いていくことにします。醤油の大さじ1杯は、18gです。
<醤油のカロリーの違い>
- 濃口醤油・・・12.7kcal
- 淡口醤油・・・9.7kcal
- 再仕込み醤油・・・18.0kcal
- たまり醤油・・・20.0kcal
- 白醤油・・・16.0kcal
※いずれも醤油大さじ1・・・18gの値。
これを見てもらうと分かるように、5種類の醤油の中で一番カロリーが高いのは、
- たまり醤油!!!
ということが分かりました。さて、なんで、たまり醤油が一番カロリーが高くなるのでしょうか。
原材料の特徴は、大豆がほとんどで造られたというところ。皆さんもお分かりの通り、大豆はエネルギーが高いですよね。ですから、醤油となっても5種類の中で比べれば、大豆の使用量が一番多い「たまり醤油」がカロリーが高くなる。ということになってくるのです。
淡口醤油に関しては、最後や途中の工程で塩水などを添加して、(メーカーにより工程はいろいろ)色を濃く出さないように薄めてしまっていますので、カロリーの点から見れば、一番低くなりますね。
醤油の糖質の量は?!
それでは、次に醤油5種類の糖質の量を見ていきましょう。
<醤油の糖質の違い>
- 濃口醤油・・・1.8g
- 淡口醤油・・・1.4g
- 再仕込み醤油・・・2.9g
- たまり醤油・・・2.9g
- 白醤油・・・3.5g
※いずれも醤油大さじ1・・・18gの値。
醤油5種類の中で一番糖質が高いのは、
- 白醤油!!!
ということが分かります。さて、カロリーの時も同じように話したので、ピン!と来た人もいっぱいいるでしょうね。
そうです。白醤油の原材料のほとんどは、小麦で出来ています。小麦には、糖質が含まれていますよね。糖質ダイエットをされている方や健康のために糖質フリーの食生活をされている方もいるかもしれませんね。白醤油の原材料はほとんどが小麦になっているわけですから、必然的に5種類の醤油の中では、一番、糖質の量は高くなってしまうということになるんですよね。
先程も書きましたが、塩水で薄めてしまっている淡口醤油は、やっぱり糖質も低いですね。
こうやって見てみると、カロリーと糖質が一番低いのだから、淡口醤油を選んで使えばいいんじゃない?って思うと思います。
でも、淡口醤油には、注意しなくてはいけない点があるのです。
淡口醤油にはご用心!
確かに、5種類の醤油の中では、カロリーも糖質の量も一番低い淡口醤油ですが、特徴にも書いたように、淡口醤油というのは、造っていく工程の中で塩水を入れています。濃い色を出したくないので、薄めている訳です。
そうすると、どうなるか。塩分濃度が5種類の醤油の中で一番高い醤油なのです!!!
カロリーや糖質の量が低いからと言って淡口醤油を使っていると、それは、塩分をしっかり摂取してしまっているということになります。
ダイエットや筋トレ、健康に気を付けているのであれば、塩分摂取量が多くなるのはよくありませんよね。
そもそも塩分の摂り過ぎは、「むくみ」につながってしまいます。塩分を摂取すると血中のナトリウム濃度が上がります。それを身体は頑張って回避しようとして、体内に水分を溜め込んでしまうんです。
代謝が正常であれば、その水分は尿や汗などの排泄物として体外に出されますが、塩分摂取量が多い状態が続いてしまうと、慢性化して代謝を下げてしまいます。←努力も水の泡だ~泣
そうすると最終的には、血液やリンパの流れも悪くなって、身体に脂肪を溜め込みやすくなってしまう。。。
がんばって筋トレしても、どんなに低カロリー計算して食事したり、糖質オフをしていても、効果が出なくなってしまう。
よく、醤油のカロリーや糖質の量だけがインターネット検索をすると出てきますが、それだけを見てしまえば、醤油を使うならカロリーも糖質の量も少ない淡口醤油にしよう!と思ってしまうと思います。
でも、淡口醤油は実は5種類の醤油の中でも一番ダイエットやトレーニングの妨げになる塩分濃度が一番高い醤油だということを忘れないで下さいね。
ダイエット中、筋トレ中、健康を気にする方へオススメの醤油は!
ダイエット中の方や筋トレ中の方、食事に気を使っている方々に私がお勧めしたい醤油は、
- 濃口醤油
- 再仕込み醤油
- たまり醤油
この3つです。
食事を気にされている方々は、満足度が高い食事がやっぱりしたいと思います。特に、再仕込み醤油やたまり醤油は、旨味成分がたっぷり生成されているので、野菜や魚、鶏肉などを入れて、しっかり出汁を引き出したスープに少し入れるだけで、旨味がプラスされて、満足のいく味付けにまると思います。また、スープなどに入れたり、炒めたりと火入れするとで、香ばしい香りも立ちますので、食事制限をされていたり、塩分を気にするような食事をしている方々にはピッタリだと思います。
濃口醤油は、全国どこでも買えますし、味もバランスが良いので使いやすいのではないでしょうか。
再仕込み醤油やたまり醤油は、使ったことがない人も多いかと思いますので、私の経験上のおすすめを紹介します。
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もし初めて使う方がいたら、これから使うのをオススメします。美味しいです。
商店やインターネットでもいろいろな種類が出ていますので、そうぞ食べ比べて、お好きな味を見つけてみて下さいね。
最後に、もうひとつ注意点を!
再仕込み醤油、たまり醤油、白醤油は、メーカーによっては、糖分などを最後に添加して作り上げている商品も多数存在していますので、注意が必要です。購入時には、糖分などの添加物が入っていないかを確認してみて下さいね。
それでは、今回の「醤油のカロリーや糖質は原材料が何かで決まる!」をまとめていきましょう。
醤油のカロリーや糖質は原材料が何かで決まる!まとめ
醤油5種類の原材料の比率の違いと特徴
<代表的な醤油5種類>
- 濃口醤油(大豆1:1小麦)醤油と言うと濃口醤油を使われることが多い。全国シェアは80%以上。
- 淡口醤油(大豆1:1小麦)濃口醤油と原材料の比率は一緒だが、色を濃くしたくないために、最後に塩水を加えるなどして、色味を調整している。
- 再仕込み醤油(大豆1:1小麦)1年経って醤油が出来上がったら、更にその醤油に醤油麹を入れて、再度何年か熟成させる時間をかけて熟成する醤油。
- たまり醤油(大豆9:1小麦)ほとんどが大豆で造られている。真っ黒くて、旨味が強いのが特徴。
- 白醤油(大豆1:9小麦)こちらは反対に小麦がほとんどで造られている。香りや酸味もある特徴の醤油。
醤油のカロリー最も高いのは?
- 「たまり醤油」・・・原材料に大豆がほとんどであるため、カロリーが高くなる。
醤油の糖質の量が最も高いのは?
- 「白醤油」・・・原材料のほとんどが小麦であるため、糖質が高くなる。
醤油を選ぶ注意点
- 「淡口醤油」は、最も塩分濃度が高いため、食事制限など健康に気を使っている方々は、塩分摂取量が高くならないように注意すること。
- おすすめの醤油は、「たまり醤油」、「再仕込み醤油」、「濃口醤油」である。
和食には、醤油は欠かせません。知識を持って、美味しい醤油を選定して、身体作りに励みたいものですね。
それでは、皆さん、良い熟成を・・・
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