先日、生徒さんからすごい物をプレゼントしてもらいました。それは、50年前の梅干しです!その方のお家は、古くからある大きなお屋敷で、もちろん立派な蔵もあるのですが、その蔵を大掃除していた時に、この50年も前の梅干しのカメを見つけたのだそうです。貴重な貴重な梅干しを何粒か、私にもお裾分けして頂きました。うれし~~~!宝だ、宝だ!
50年前の梅干しは、見た目はフニャフニャしている訳でもなく、しっかり赤くて肉厚で美味しそう。そして、梅干しの周りが、キラキラ光っているんです!本当に宝石のようです。←マニアですいません(汗)
生徒さんに、こう言われました。
「昔の梅干しは、塩分濃度がとっても高かったんだって。たぶん、この梅干しもすごく塩辛いから塩分30パーセント以上はあると思うんですよ。だから、気をつけて食べて下さいね」
あ、このキラキラは、塩なんですね。そりゃ、塩分30パーセント以上もあれば、塩も付くか。それにしても、こんなに長い時間、綺麗なまんまで、食べられる状態で保存できていたなんて、本当にすごい!これは、塩分に何か秘密がありそう。。。
と、言うことで、今回は、梅干しの塩分濃度についてや、梅干しの歴史について書いていきたいと思います。
皆さんも梅干しをチビチビ食べながら、一緒にタイムスリップしてくださいね。
Contents
塩分30パーセントの梅干しは、いつ頃から作られていたのか?歴史に迫る!
現代の梅干しの塩分濃度は、一般的な自家製の梅干しであれば、20パーセントくらいが主流ですね。
他には、減塩タイプの梅干しも沢山出回っていて、3パーセントや9パーセントなどなど、10パーセントを切るような塩分濃度の梅干しもありますよね。日本の食品技術は、すごいですね~。
さて、塩分濃度が30パーセントもあるような、塩から梅干しは、いつくらいから食べられていたのかを調べてみると、記述的には江戸時代からと言われています。
江戸時代よりももっと前の時代では、塩分濃度は、もっともっと高かった可能性もあるそうです。
現代では、塩分は控えなくてはいけないと言われていますが、昔の人たちは、畑仕事などの重労働もあったので、きっとこのくらいの塩分が多いような梅干しを食べることで、元気を出して仕事に励んでいたのでしょうね。
梅干しの歴史をもう少し詳しく見ていきましょう。
梅干しの歴史
- 奈良時代→すでにこの頃には、日本で梅が食べられていたんだそうです。でも、この頃は、まだ「生」で梅の実をシャリシャリ食べていたのだそうです。なんか。。すごい。。ね。。
- 平安時代→やっと塩漬けになったようです。今の梅干しの原型ですね。この頃には、健康食品という認識があって、また、薬というような使い方もしていたのだそうです。
- 鎌倉時代→この頃は、お寺のお坊さんたちが、酒のオツマミとして食べていたという説もあるそうです。お坊さんしか食べられなかったということは、まだまだ貴重な物だったのかもしれませんね。
- 戦国時代→戦に出かける時に持っていったとされています。保存食としては抜群でしょうし、梅干しをかじるだけで唾液がいっぱい出るのでそれで喉の渇きを癒していたのだそうです。味噌も戦に持って行ったとされていますね。
- 江戸時代→やっと一般市民たちも食事の中で食べる習慣がついたようです。この頃は、大晦日や節分など祝い事の日に大福茶(おおぶくちゃ)という、お茶に梅干しを入れたものをみんなで飲んだという記述が残っています。江戸時代には、梅酒なども作られるようになったようですよ。
梅干しには、長い長い歴史があります。まさか、奈良時代から食べられていたなんて、私もビックリです!大昔の梅干しの塩分濃度は、30パーセントどころではなく、本当に塩まみれの塩漬けだったようですよ。
塩分濃度が高い梅干しであれば、半永久的に保存可能です。
私が生徒さんから頂いた50年前の梅干しも確かに塩辛いですが、塩分濃度が高かったからこそ、現代でも食べられるような形で残っていたということなんですね。
塩分濃度の高い梅干しは、時代を超える。。。
そして、現代の梅干し。。。日本の食品技術は本当にすごいですね。本来ならば、塩分濃度をたっぷり使わなければ、すぐに腐敗してしまいます。でも、冷蔵庫で保存すれば、塩分濃度が10パーセントを切ってしまうような減塩タイプの梅干しだって、保存がきくのですから!
自家製で梅干しを漬けるのであれば、最低19パーセントは塩分濃度が欲しいところです。もっと塩を多くすれば、もっと保存期間は長くなります。
逆に、健康のためにと自家製で減塩の梅干しを作ると、長期保存はできませんし、途中で何かトラブルが出てきてしまうでしょう。梅干し作りに自信のある方であれば、減塩の梅干しに挑戦してみても良いかと思いますが、出来れば、塩はしっかりとして作って、出来上がったら、塩抜きなどをして召し上がるというのも手ではないでしょうか。
健康的に梅干しを食べたい!塩分20%の梅干しを減塩させる簡単な方法とは?!
皆さんも塩分濃度30パーセント以上の梅干しを漬け込んで、置いておけば、時代を超えて、長く長く保存されますので、作ってみるのも良いかもしれませんね。私もやってみようと思います。。。
それでは、今回の塩分30パーセントの梅干しについて、まとめていきます。
塩分30パーセントの梅干しは、いつ頃から作られていたのか?~まとめ~
現代の梅干しの塩分濃度は、一般的な自家製の梅干しであれば、20パーセントくらいが主流ですね。
塩分濃度が30パーセントもあるような、塩から梅干しは、いつくらいから食べられていたのかを調べてみると、記述的には江戸時代からと言われています。
江戸時代よりももっと前の時代では、塩分濃度は、もっともっと高かった可能性もあるそうです。
現代では、塩分は控えなくてはいけないと言われていますが、昔の人たちは、畑仕事などの重労働もあったので、きっとこのくらいの塩分が多いような梅干しを食べることで、元気を出して仕事に励んでいたのでしょうね。
梅干しには、長い長い歴史があります。まさか、奈良時代から食べられていたなんて、私もビックリです!大昔の梅干しの塩分濃度は、30パーセントどころではなく、本当に塩まみれの塩漬けだったようですよ。
塩分濃度が高い梅干しであれば、半永久的に保存可能です。
私が生徒さんから頂いた50年前の梅干しも確かに塩辛いですが、塩分濃度が高かったからこそ、現代でも食べられるような形で残っていたということなんですね。
皆さんも塩分濃度30パーセント以上の梅干しを漬け込んで、置いておけば、時代を超えて、長く長く保存されますので、作ってみるのも良いかもしれませんね。私もやってみようと思います。。。
それでは、皆さん、良い熟成を・・・
関連記事→初心者でも出来る!梅干しと梅酒の作り方。イメトレして、いざチャレンジ!
ブログランキングの応援よろしくお願いします!スポンサードリンク