牛乳でお腹ゴロゴロ、下痢になる。それは、乳糖不耐症!牛乳は、加熱すれば大丈夫なのか?!

牛乳を飲むと、お腹ゴロゴロ。。。最悪は、下痢になる。。なんて症状が出る人、意外と私の周りにいっぱいいます。これは、「乳糖不耐症」(にゅうとうふたいしょう)というんです。要は、牛乳の中の成分が身体では分解できないという症状なんです。

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私の父も昔から牛乳が好きで、毎日欠かさず飲んでいるんだけど、やっぱりお腹の調子が悪くなっちゃうらしんです。私は、大丈夫なんですけどね。それで父は、よく牛乳を加熱して飲めば、大丈夫なんだよ~、とか言って、ホットミルクにして飲んでいるんだけど、それは解決に繋がっているのかしら。。。汗

皆さんの周りにもいらっしゃいますかね?牛乳飲むと、お腹ゴロゴロになっちゃう人。。。涙

今回は、どうして、お腹ゴロゴロになって下痢してしまうのか、というメカニズムを解説していきます。

そして、お腹ゴロゴロするけど、どうしても牛乳が飲みたい方々に、牛乳をどんな風にしたら、お腹ゴロゴロが軽減できるのかどうか、牛乳を加熱してしまえば、大丈夫になるのかどうかを書いて行こうと思います。

発酵を勉強しているので、やっぱり腸内環境の分野の話もとっても重要な項目になってきます。皆さんも腸内環境という観点から、この記事をお読み頂き、またググッと発酵マニアになって頂ければと思います。

乳糖不耐症、お腹ゴロゴロ、下痢になるメカニズムを説明します!

まずは、どんなメカニズムで乳糖不耐症が起きるのかを説明していきますね。

乳糖不耐症って、なんだ?!

まず、牛乳を飲むとお腹ゴロゴロして、下痢になってしまう人が多いですよね。

牛乳だけでなく乳製品には、乳糖(ラクトース)という糖が含まれているんです。

通常だと、乳製品を食べると、小腸で分泌される乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が働いて、乳糖は分解されるはずなんですが、分解されなかった乳糖が大腸まで進んでしまい、下痢などの症状を引き起こしてしまう事を言います。

この、乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)の量によって、決まるということになります。

このラクターゼの量は、人それぞれなんです。お腹ゴロゴロの下痢になっちゃう人は、このラクターゼの量が少ないということになるのです。

反対に乳製品食べても大丈夫な人は、ラクターゼの量が足りているので、しっかり乳糖が分解されて大腸まで行くので、何も症状が現れないということになるんですね。

実は、日本人の役80%が乳糖不耐症だって、知っていましたか?結構いっぱいで、私もビックリしました。

この乳糖分解酵素(ラクターゼ)は、生まれた時にはみんなある一定量、持って生まれてくるのですが、大きくなっていくにつれて、どんどん数が少なくなっていくものなんです。自然現象でもあるんですね。だから、変な病気だとか、そういう訳ではないんです。

それから、牛乳のタンパク質によるアレルギーとは、また別になるので、注意が必要です。

それでは、もうちょっと詳しく、乳製品でお腹ゴロゴロ、下痢になっちゃうメカニズムを説明しますよ。

乳製品でお腹ゴロゴロ、下痢になっちゃうメカニズムは?

先程も説明しましたが、乳糖(ラクトース)が身体に入ってきて、胃でタンパク質などが少し分解されて、小腸に入ってきます。

小腸にこの乳糖分解酵素(ラクターゼ)が欠乏していると乳糖(ラクトース)を消化吸収できません。そのため、高濃度になった乳糖(ラクトース)がそのまま大腸に入って行ってしまいます。

大腸でも乳糖は吸収されませんので、大腸内の浸透圧が上がってしまいます。本来であれば、食物などから水分を吸収するはずなのに、それが出来ずに大腸内の浸透圧も上がっているので、大腸から水分が出てきてしまい、それが下痢を引き起こす原因になっています。

大腸の腸内細菌には、乳糖をエサに活動する細菌もいっぱい存在しています。小腸で分解されなかった乳糖は、大腸で腸内細菌たちによって発酵が行われて、ガス(オナラ)や酸性便を引き起こしてしまうんです。

分解されずに残ってしまった乳糖が下痢を引き起こしているんですね。

そして、大腸の腸内細菌が乳糖を発酵させて、ガスを発生させているので、お腹がゴロゴロとなってしまうのです。

乳糖不耐性だって、牛乳が好きなんだ!飲みたいんだ!という方もいっぱいいらっしゃると思います。

次は、牛乳を加熱したら、大丈夫なのか?という話を書いてみます。

牛乳を加熱して、ホットミルクなら大丈夫?!

まず、冷たい物を身体に入れれば、乳糖不耐性じゃなくたって、下痢の原因にもなってしまいますよね。

冷たい飲み物は、刺激になってしまいますから。

なので、牛乳を加熱するというのは、お腹に優しい状態になると言えると思います。

でも、牛乳を加熱したところで、乳糖が分解されている状態にはなっていませんので、ある意味、結果は同じです。

加熱した方が、飲みやすく、反応はすぐには出ないのかもしれない。。程度かもしれませんね。

どうしても、牛乳が飲みたいのだ~!と言う人は、乳糖をあらかじめカットした牛乳がスーパーやコンビニには売られていますので、それを飲むようにして下さい。

乳製品が好きだけど、ヨーグルトだって、毎日食べて腸内環境を良い状態で保ちたいけど・・・怖い~。。

こんな風に思っている方も多いかと思います。

そんな方にオススメしたいのが、こちらです。

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これは、自宅で発酵させて作れちゃう乳製品を食べるとお腹がゴロゴロしてしまう人も安心なケフィア豆乳ヨーグルトです。

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ヨーグルトがお腹ゴロゴロして食べられない方は、このケフィア豆乳ヨーグルト生活で、腸内環境を守ってあげるのが良いのではないかしら。

なかなか、乳糖不耐症の人でも安心して食べられる商品を探すのって難しいと思うのですが、これは本当に手軽で安心なのでオススメですよ。

それでは、今回の乳糖不耐性をまとめていきます。

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乳糖不耐症、お腹ゴロゴロ、下痢の原因~まとめ~

  • 乳糖不耐症とは、乳製品の中の乳糖(ラクトース)という糖を分解する酵素(ラクターゼ)の量が欠乏していることによって、乳糖を正常に分解できない、ということ。
  • 小腸にて乳糖が分解されずに大腸まで行ってしまうことで、大腸の浸透圧が上がり、水分を出してしまい下痢になってしまう。
  • 乳糖が消化吸収されずに大腸まで行ってしまうことによって、大腸内の腸内細菌によって発酵が行われ、ガスを発生させてしまう。これが、お腹ゴロゴロの原因となる。
  • 牛乳は、加熱しても乳糖が分解されることはないが、温かくすることでお腹には優しくなるだろう。市販では、乳糖をカットした牛乳が売られているので、そんなタイプの牛乳を飲むのをオススメします。

 

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どうでしたか?皆さんの周りにも沢山いるであろう、乳糖不耐症の症状のメカニズムについて、お分かり頂けましたか?

自分は牛乳いっぱい飲んでも平気なのに、友達は、一口飲むとダメ。。どうしてだろう?の疑問は解決できましたか。

乳糖不耐症の方もそうでない方も日頃から腸内環境に目を向けて、過ごすことは大切なことです。

腸内のメカニズムを理解しながら、もっともっと発酵食品を好きになってくれたら嬉しく思います。

皆様、良い熟成を・・・

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