手作り梅干しの時に出来る梅酢の賞味期限はいつまでか?保存方法はどうする?

皆さん、今年も梅干しを漬けましたか~?それとも、今年初めて自家製梅干しに挑戦したという方もいるのではないかしら?

自家製の梅干しを漬けた時に、出来る梅酢。分かりやすく説明すると、梅の実を処理して、塩をまぶして樽に入れて、重しをして、何日か待つと、梅の実が漬かるくらいにいっぱい液体が上がってきます。そう、これが、梅酢です。

スポンサードリンク



よく、梅の実とお酢と砂糖とかを一緒に瓶などに漬け込んだものを梅酢と呼んだりするのだけども、確かにこれも梅の実と酢を一緒にしてるんだから梅酢で間違いないけども、今回は、自家製の梅干しを漬けた時に出てくる液体の梅酢について。

この梅酢、みなさん、もちろん保存瓶などに入れたりして、保管していると思いますが、賞味期限っていつまでだか知っていますか?その皆さんの保存している梅酢は、自家製の梅干しの作り方によって変わってくるんです。

ポイントになるのは、梅干しを漬けた時の塩分の量、塩分濃度がポイントになってくるんです。その自家製の梅干しの塩分濃度によって、梅酢の保存できる賞味期限も変わってくると言えるのです。

今回は、この手作りの梅干しの時に出来る梅酢の賞味期限について見ていきましょう。そして、その梅酢の保存方法もアドバイスしていきたいと思います。

自家製梅干しの時に出来る梅酢の賞味期限は、いつまでなのか?

梅酢の賞味期限を考える時に、皆さんにひとつ質問です。

「自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度は、どのくらいを目安にして漬け込みましたか?」

<塩分濃度の目安>

  • 梅の実 1kg
  • 塩 200g

すごく簡単な計算をして欲しいのですが、この配合で梅の実を漬けているとしたら、塩分濃度は、約20パーセントってことになりますよね。

例えば、2kgの梅の実を漬けたとして、そこに塩を400g入れましたか?それとも、それよりも少なかったですか?

この塩分濃度が20パーセント前後あったかどうかというのが、梅酢の賞味期限の分かれ道になってきます。

自家製の梅干しも梅酢も塩分濃度で賞味期限が変わるのです!

自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度が高ければ高い程、その梅干しの賞味期限は長くなります。

それにともなって、その工程で出来上がる梅酢の賞味期限にも影響が出てくるのです。

一般的に現代の手作りの梅干しであれば、塩分濃度が約20パーセント前後で作るというのが主流となっているようです。このくらいの塩分濃度であれば、梅干し自体は、冷暗所など涼しい湿気の少ないところでの保管であれば、1年~は保存できます。もちろん保存状態や保存場所などに左右されますが、塩分濃度が20パーセントくらいあれば、2年だって3年だって保存できます。

でも、最近は、塩分を控えようとする傾向もあって、減塩梅干しとして、塩分濃度をグッと抑えて仕込んでいる人たちも多いと思います。

塩分濃度が、もしも10パーセント前後、1kgの梅の実に対して、塩の量が100gしか入れずに仕込んだ場合などは、梅干しも梅酢も賞味期限は早いと考えて下さい。

出来上がった梅干しも常温での保存は、危険だと思いますので、絶対に消毒した容器に入れて、冷蔵庫で保存をして、半年以内には食べきるようにした方が良いと思います。

ですから、このように減塩した梅干しを作った場合の梅酢に関しては、これも賞味期限が半年以内ということになります。

手作りの梅干しの時にできる梅酢の賞味期限の目安としては、私の経験上ですが、

  • 自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度が、10パーセント前後であれば、梅酢の賞味期限は冷蔵庫の保存で半年以内!
  • 自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度が、20パーセント前後であれば、梅酢の賞味期限は、条件付きで1年以上!

このような見解です。

塩分濃度20パーセント前後の「条件付きで」という条件としては、このくらいの塩分濃度であれば、常温での保存も可能ではあります。塩分もクエン酸もしっかり梅酢には含まれていますので、常温での保存も長期保存で可能ではあるのですが、保存する場所が、冷暗所であるのか?涼しい場所なのか?湿気はないか?このような条件をクリアしているのであれば、じゅうぶんに1年以上は保存可能だと思います。

塩分濃度で賞味期限の差が出ちゃうのは、なんでよ?

どうして、塩分濃度の差でこんなにも賞味期限の差が出てしまうのかという点について解説していきますね。

塩は、防腐作用が働くんです。塩漬けの食品って、長期保存ができるイメージありますよね?そう、そういうことなんです。

塩分濃度が高いと腐敗菌や酵母菌などを含む微生物というのは、活動できなくなってしまいます。微生物が活動できないという状況を作ると人間にとっては、「腐りにくい」状態を作り出すことができるということなんですよね。

減塩!減塩!と言って、塩分濃度を低くしてしまうと、微生物たちにとっては、バンバン活動しやすい環境ということ。それは、我々人間にとっては、食品を「腐りやすい」状態にしてしまっているのと同じことなのです。

先程、塩分濃度20パーセント前後の時の梅酢も「条件付き」で賞味期限が長くなるよ~と書きましたが、しっかり保存場所を管理できていないと、どんなに塩分濃度が高くたって腐敗してしまうこともあるんです。

なぜなら、残念ながら、塩分濃度が高い状態でも活動できる微生物たちも存在するからなんですよね。このような微生物たちを「好塩菌」と呼ぶのですが、彼らは、塩分濃度が高くても温度や湿気などの条件が揃っていれば、いくらでも繁殖できてしまうんです。微生物って、本当にいろんな種類があるんですよね~。

塩分濃度も高めに作った梅干しだから、腐らないと思っていたのに、腐ってしまった・・・泣泣泣~

通常は、起こらないようなことが起きてしまう時は、このような好塩菌の仕業であることが多いのですよ。

梅干しにしたって、梅酢にしたって、塩分濃度で賞味期限の差が出てきてしまうというのは分かったかと思います。

ここで、梅酢の賞味期限を安心して保存するために重要になることを挙げるとしたら、

「衛生的な状態で保ってあげること」ということが言えます。

安心して、梅酢を保存をするためにはどうしたらいい?

自家製の梅干しを仕込んだ時の梅酢を保存するために、私がオススメするのは、たとえ自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度が高かったとしても、冷蔵庫で保存すること!です。

塩分濃度って、はっきり言って目安なんですよね。その梅の実からどのくらいの液体(梅酢)が出てくるのかだって、まちまちですよね。全部が全部、同じではないんです。

だから、特に梅酢の塩分濃度に関しては、曖昧・・・・ってことになるんです。

ですから、とにかく、塩分濃度が低ければ絶対ですが、高いとしてもやはり、冷蔵庫で保存して下さい。

そのときの条件ですが、

  • 保存瓶は、煮沸消毒をすること!フタなども、しっかり!
  • 保存瓶をアルコール消毒して、梅酢を入れること。
  • 梅酢を使う時には、綺麗な状態を保てるように気をつけて使用すること!

この3つをしっかり守って下さい。

そして、しっかり冷蔵庫で保存です。塩分濃度が低い梅酢に関しては、半年以内が賞味期限の目安です。これは、変わりませんよ。

賞味期限の目安内なのに、なんかおかしい?腐ってる?

梅酢の賞味期限の目安は、先程も書きましたが、賞味期限内であっても、なんらかの要因で腐敗してしまったりする場合があります。

  • 変な臭いがする。。。
  • 明らかに、最初の時よりも梅酢が濁ってしまってる・・・
  • 梅酢の色味が変化してしまって、おかしい・・・

こんな変化が現れてしまったら、微生物が繁殖してしまった可能性が高いです。

残念ですが、捨てて下さい。。。悔しいけれど、捨てましょう。

日本人の嗅覚は、他の人種よりも優れていると言われています。熟成している食品か、腐ってしまった食品なのかを嗅ぎ分ける能力が備わっているんです。

あなたが、日本人だったら、あなたの嗅覚を信じて、判断して下さい。

それでは、今回の手作りの梅干しの時にできる梅酢の賞味期限とその保存方法について、まとめていきます。

スポンサードリンク



自家製梅干しの時にできる梅酢の賞味期限とその保存方法~まとめ~

梅酢の賞味期限の目安

手作りの梅干しの時にできる梅酢の賞味期限の目安としては、私の経験上ですが、

  • 自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度が、10パーセント前後であれば、梅酢の賞味期限は冷蔵庫の保存で半年以内!
  • 自家製の梅干しを仕込んだ時の塩分濃度が、20パーセント前後であれば、梅酢の賞味期限は、条件付きで1年以上!

このような見解です。

塩分濃度20パーセント前後の「条件付きで」という条件としては、このくらいの塩分濃度であれば、常温での保存も可能ではあります。塩分もクエン酸もしっかり梅酢には含まれていますので、常温での保存も長期保存で可能ではあるのですが、保存する場所が、冷暗所であるのか?涼しい場所なのか?湿気はないか?このような条件をクリアしているのであれば、じゅうぶんに1年以上は保存可能だと思います。

保存方法について

安心して、梅酢を保存するためには、塩分濃度の低い、高い、関係なく、冷蔵庫での保存をオススメします。

そのときの条件としては、

  • 保存瓶は、煮沸消毒をすること!フタなども、しっかり!
  • 保存瓶をアルコール消毒して、梅酢を入れること。
  • 梅酢を使う時には、綺麗な状態を保てるように気をつけて使用すること!

この3つをしっかり守って下さい。

そして、しっかり冷蔵庫で保存です。塩分濃度が低い梅酢に関しては、半年以内が賞味期限の目安です。これは、変わりませんよ。

腐敗した場合は捨てること!

  • 変な臭いがする。。。
  • 明らかに、最初の時よりも梅酢が濁ってしまってる・・・
  • 梅酢の色味が変化してしまって、おかしい・・・

こんな変化が現れてしまったら、微生物が繁殖してしまった可能性が高いです。

残念ですが、捨てて下さい。。。悔しいけれど、捨てましょう。

日本人の嗅覚は、他の人種よりも優れていると言われています。熟成している食品か、腐ってしまった食品なのかを嗅ぎ分ける能力が備わっているんです。

あなたが、日本人だったら、あなたの嗅覚を信じて、判断して下さい。

梅酢の賞味期限について、保存方法について、参考になさってみて下さいね。

それでは、皆様も、良い熟成を・・・・

関連記事→梅干しが腐ると不幸が起きる?!冷蔵庫の中に入れてても腐るのか?

市販の梅干しは開封後いつまで食べて大丈夫?梅干しの賞味期限は作り方によって変わる!

ブログランキングの応援よろしくお願いします!

   にほんブログ村 料理ブログ 料理研究家へ

スポンサードリンク