昔の人が言い伝えてきた、食べ物に関してのいろいろな迷信。。。梅干しも大昔から日本では、親しまれていたので、もちろん言い伝えがあるのを皆さんは知っていますか?
「梅干しに黒いカビが生えると、、、不吉な事が起こる。。。」←がーん(怖)
こんな言い伝えがあるのですよ。大丈夫です。迷信ですから。。梅干しに黒いカビが出たって、不吉な事は起こりませんよ!
そんなことよりも、すでに、梅干しに黒いカビが生えちゃった事自体が、不運じゃないか~と私は思う訳ですが・・・
梅干しにまつわる迷信や言い伝えは、他に有名なところで言うと、、、
「梅干しとうなぎは食べ合わせが悪いよ~」
と、いうもの。この言い伝えの方が、聞いたことがある方は多いかもしれませんよね。
うなぎと梅干しの相性が悪いというのは嘘?!実は、知られていないその理由とは?
実は、これも迷信です。なんなら、相性は良いんですよ。。。
今回は、この「梅干しに黒いカビが生えると不吉な事が起こる。。。」という迷信がなんで言い伝えられてきたのか、その謎に迫ります!
そして、なんでカビが生えちゃうのか、カビの発生してしまう原因も見ていくことにしましょう。
Contents
「梅干しに黒いカビが生えると、、、不吉な事が起こる。。。」この迷信はなぜ出てきたのか?!
「梅干しに黒いカビが生えると不吉な事が起きる。。。」
こんな風に昔の人たちが言い伝えてきた迷信には、もちろん理由があるんです。
確かにいろいろ調べてみると、沢山の説があって、これだ!という風には、決められないのだけど、どれも同じような理由のようなんです。
そもそも、梅干しは、塩にしっかり漬け込んで作ります。江戸時代で考えると塩分濃度は、30パーセントくらいはあったのじゃないかと言われるくらいの塩分量で漬け込んでいたのです。
現代の梅干しで、塩分濃度が約20パーセントくらいが一般的(昔ながらの作り方の現代版として)なので、昔の塩分の量は、相当多かったんですよね。
しっかり塩漬けして、長く保存食として食べられるようにしていた訳です。塩分もかなりきつかったので、食べる時には、水に漬けるなどして、塩抜きの作業をしてから食べていたのでしょう。
塩分にしっかり漬けていると言うことは、本来であれば、カビなんて発生できないはずなんです!!!
ここがポイントです↑↑↑
たっぷりの塩で漬けているのだから、梅干しにカビが生えるなんてあり得ないはずなのに。。。カビが生えちまった!。。。これが、迷信の言い伝えの原因になる部分なんですよ。
これを踏まえて、見ていきましょう。
梅干しに黒カビが生えると、なんで不吉なのか?!
いくつかの説はあるようですが、これが一番多かったです。
- 梅干しに生えるはずのない黒カビを生やしてしまうなんて、家の中の掃除や家事全般がきちんと出来ていない証拠だ。そんな梅干しにカビが生えるような環境を作ってしまうような家には、富は来ないだろうよ。。。そんなんじゃ、悪いことが起きてしまうかもしれないよ。。。それでも、良いのかい?!
昔の方の厳しいお言葉。。。言い回しは、いろいろあるけど、結局は、家事に手を抜いたらダメだよ~!という事のようですね。
ハッキリ言っちゃうけど、私なんて家事に手を抜きまくりなのに、梅干しにカビなんて生えたことないから、迷信ですわ。←こんな事、昔の人が聞いたら、すごく怒られそう。すいません。
あと、こんな説もあったのです。
- 梅干しを作る工程は、梅酢に漬けて、土用干しして。。と、少し長い時間、梅干しで拘束される時期や時間があるのだけど、その梅干しの時期に家に病人がいると、病人の看病に時間を取られて、梅干しを作るのに手をかけることが出来ず、結局、黒カビなどを生やしてしまい失敗してしまう。。。そして、やがて、その家の病人も。。。
ひえ~!怖いこと言いますよね~。しかも、結果論で責めてくるなんて、ずるい感じするし、突っ込みどころ満載な説だわ。←こんなこと言ったら、また昔の人に怒られるわ。。すいません。。
これは、ちゃんと梅干しを作るなら、しっかり様子を見てやったり、手をかけてやらなくちゃダメだよ~。という教えなのでしょう。何もこんな怖い言い方しなくたっていいのにね。。
梅干しは、昔から「薬」としての認識もあって、日本人に親しまれてきた大切な食品だったので、きっとそんな薬のような貴重な食品を作っている最中だというのに、気を抜いて、適当に作っちゃいけませんよ!という意味が込められているのでしょうね。
昔の梅干しは、先程も言ったように、とにかく塩分濃度が高かったのです。
塩分濃度が高いのにカビが生えるなんて、あり得ないことが起こる=不吉な事が起きる
こういう考えの元から、このような迷信が代々言い伝えられてきたのでしょうね。
でもですね、ある事をしっかり守らないで、梅干しを作ると、カビが生えるんです!あってはいけないことが起きてしまうかもしれないんです!
次は、カビが生えてしまう原因について、書いていきます。
梅干しに黒いカビが生えてしまう原因とは?!
本当に希に、梅干しにカビが生えてしまった!なんて事があったりするんです。
私は、一度もないですが、時々、カビが生えてしまったと悲しそうな顔をしている人を見たことがあります。。
絶対にカビを生やさないようにするための注意点を挙げておきますね。
- 保存容器は、しっかり煮沸消毒して、アルコールでもしっかり拭いて殺菌処理しましたか?
- 梅の実をしっかり洗いましたか?
- 梅の実は、塩漬けする前に、水気をきちんと拭き取りましたか?
- 梅の実自体の水分量にもよりますが、梅酢は、梅の実が全て漬かるくらいに上がってきていましたか?
- 梅の実は、梅酢に全ての粒が漬かっている状態でしたか?
- 梅は、きちんと土用干しされていましたか?雨に降られませんでしたか?
- 保存場所は、冷暗所でしたか?
- 保存場所は、湿気が多くありませんでしたか?
- まさか。。。減塩とか言って、塩分濃度が10パーセント以下なんて事なかったですよね?
- 梅酢や出来上がりの梅干しに蜂蜜たっぷりかけて、常温で保存してませんでしたか?
- 梅を漬けた場所は、綺麗な場所でしたか?
- マメに梅干しの様子を見てやっていましたか?
- その手!綺麗でしたか?
ザッと挙げるだけでも、カビが生えてしまう可能性って意外とあるんですよ。あとは、ケースバイケースなので、今ここで、ハッキリは言えないのですが。
でも、怖がらないで下さいね。
ほとんどが、基本的な処理などでの段階のものだったり、しっかり梅干しの様子を見てやっていたら、起こりえないことですので、大丈夫です。
最近は、減塩が良いと言って、超減塩で梅干しを漬ける方も沢山いるようだけれど、かなり梅干し作りに慣れている人だったり、家に味噌や醤油やら漬け物やら、沢山の樽や保存食品を持っていて、その近くで梅干し作りをしているのであれば、良いのだけれど、梅干し作り初めての方だったりするなら、やはり塩分濃度は20パーセントを目処に初めては挑戦した方がいいと思います。
なんで、こんなこと言うのかというと、もしも、家に自家製の味噌や醤油や漬け物なんかを沢山持っていて、その近くで梅干しも作っているとしたら、その他の発酵食品たちが正常に美味しく出来ているのが条件ではありますが、その近くに保存していたり、作るのであれば、変な腐敗菌は、少ない可能性があるのですよ。
腐敗菌よりも、他の微生物たちの方が多い可能性が高いので、腐敗菌のカビが生える可能性は少ないと言えるのです。
ですから、新築の家やマンションだったり、近くに生ゴミのゴミ箱が置いてあるような環境だったり、炊飯器の近くで湿気っぽい場所だったりすると、どうしても腐敗菌が入り込んでしまう可能性は高くなってしまいますので、注意が必要ですよ。
初めての梅干し作りだったら、塩分濃度20パーセントから始めてみるようにしてみて下さいね。
そもそも、梅干しにカビが生えるなんて、黒いカビでも白いカビでもショックですもんね!
もしカビが生えてしまったら。。。残念だけど、捨てて下さい。悲しいけれど、捨てた方がいいです。
そうならないように、梅の前処理から、しっかりと行うように心がけて下さい!
それでは、今回の梅干しに黒いカビが生えると不吉な事が起こる迷信についてと、カビを生やさないようにするための注意点をまとめていきましょう。
「梅干しに黒いカビが生えると、、、不吉な事が起こる。。。」この迷信はなぜ出てきたのか?!~まとめ~
いくつかの説はあるようですが、これが一番多かったです。
- 梅干しに生えるはずのない黒カビを生やしてしまうなんて、家の中の掃除や家事全般がきちんと出来ていない証拠だ。そんな梅干しにカビが生えるような環境を作ってしまうような家には、富は来ないだろうよ。。。そんなんじゃ、悪いことが起きてしまうかもしれないよ。。。それでも、良いのかい?!
昔の方の厳しいお言葉。。。言い回しは、いろいろあるけど、結局は、家事に手を抜いたらダメだよ~!という事のようですね。
ハッキリ言っちゃうけど、私なんて家事に手を抜きまくりなのに、梅干しにカビなんて生えたことないから、迷信ですわ。←こんな事、昔の人が聞いたら、すごく怒られそう。すいません。
あと、こんな説もあったのです。
- 梅干しを作る工程は、梅酢に漬けて、土用干しして。。と、少し長い時間、梅干しで拘束される時期や時間があるのだけど、その梅干しの時期に家に病人がいると、病人の看病に時間を取られて、梅干しを作るのに手をかけることが出来ず、結局、黒カビなどを生やしてしまい失敗してしまう。。。そして、やがて、その家の病人も。。。
ひえ~!怖いこと言いますよね~。しかも、結果論で責めてくるなんて、ずるい感じするし、突っ込みどころ満載な説だわ。←こんなこと言ったら、また昔の人に怒られるわ。。すいません。。
これは、ちゃんと梅干しを作るなら、しっかり様子を見てやったり、手をかけてやらなくちゃダメだよ~。という教えなのでしょう。何もこんな怖い言い方しなくたっていいのにね。。
梅干しは、昔から「薬」としての認識もあって、日本人に親しまれてきた大切な食品だったので、きっとそんな薬のような貴重な食品を作っている最中だというのに、気を抜いて、適当に作っちゃいけませんよ!という意味が込められているのでしょうね。
昔の梅干しは、とにかく塩分濃度が高かったのです。
塩分濃度が高いのにカビが生えるなんて、あり得ないことが起こる=不吉な事が起きる
こういう考えの元から、このような迷信が代々言い伝えられてきたのでしょうね。
梅干しに黒いカビが生えてしまう原因とは?!
本当に希に、梅干しにカビが生えてしまった!なんて事があったりするんです。
私は、一度もないですが、時々、カビが生えてしまったと悲しそうな顔をしている人を見たことがあります。。
絶対にカビを生やさないようにするための注意点を挙げておきますね。
- 保存容器は、しっかり煮沸消毒して、アルコールでもしっかり拭いて殺菌処理しましたか?
- 梅の実をしっかり洗いましたか?
- 梅の実は、塩漬けする前に、水気をきちんと拭き取りましたか?
- 梅の実自体の水分量にもよりますが、梅酢は、梅の実が全て漬かるくらいに上がってきていましたか?
- 梅の実は、梅酢に全ての粒が漬かっている状態でしたか?
- 梅は、きちんと土用干しされていましたか?雨に降られませんでしたか?
- 保存場所は、冷暗所でしたか?
- 保存場所は、湿気が多くありませんでしたか?
- まさか。。。減塩とか言って、塩分濃度が10パーセント以下なんて事なかったですよね?
- 梅酢や出来上がりの梅干しに蜂蜜たっぷりかけて、常温で保存してませんでしたか?
- 梅を漬けた場所は、綺麗な場所でしたか?
- マメに梅干しの様子を見てやっていましたか?
- その手!綺麗でしたか?
でも、怖がらないで下さいね。
ほとんどが、基本的な処理などでの段階のものだったり、しっかり梅干しの様子を見てやっていたら、起こりえないことですので、大丈夫です。
初めての梅干し作りだったら、塩分濃度20パーセントから始めてみるようにしてみて下さいね。
梅干しにまつわる迷信と、昔の人たちからの戒めの言い伝え。。。しっかり肝に銘じて、これからも熟成発酵していきます!
皆様も、良い熟成を・・・
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