梅干しは、保存食だから、ずっと長く食べられる~。開封後もへっちゃら~。。と、思っていませんか?答えは。。。NO!です。市販で売られている梅干しには、しっかり賞味期限があるんですよ!
でも自家製で作った梅干しであれば、長く保存できる可能性は高いんです。でも、条件付きですが。
「梅干しは保存期間が長いと聞くけど、市販のこの梅干し、いつまで食べられるものなの?」
「冷蔵庫の片隅に賞味期限の切れた梅干しが見つかっちゃったんだけど、食べることはできる?」
「開封しちゃったこの梅干し、まだまだ残ってる。。どうしよう~」
こんな風に、今、梅干しを目の前に考えちゃってる方もいるかもしれませんね。
今回は、そんな梅干しの賞味期限について見ていきましょう。
Contents
市販の梅干しは開封後いつまで食べて大丈夫?
まず、市販で売られている梅干しについて説明していきますね。
梅干しは、梅干しでも作る工程によって、呼び名が変わってきます。分類が変わるといった方がいいかな。
- 梅干し(白梅干しとも呼ばれている、昔ながらの塩漬けして干したもの)
- 調理梅干し(ハチミツ漬けとかカツオ梅とか、味の付いているもの)
- 梅漬け(カリカリ梅みたいなもの)
この3タイプの梅干しのうち、市販で売っているほとんどが、「調味梅干し」です。
見た目は、梅干しだし、美味しそうだし、パッケージにも「紀州の梅」って書いてあるし、、、確かに表のパッケージだけでは、判断がつかないような場合もあるかもしれませんね。。
でも、裏面を見てみて下さい。
そもそも「梅干し」というのは、梅、塩、シソ、この3つ以外の何かが入っている場合や「干す」という工程がない物に対しては、「梅干し」とは表記してはいけないと決められているんですよ。
ですから、裏面の「名称」を見てもらえれば一目瞭然だと思います。
ほとんどの商品は、「調味梅干し」とか「調味梅漬け」と書かれているのではないかしら。
調味梅干しって、どうやって作られてるの~?自家製の梅干しとの違いは?!
さて、この調味梅干しは、どのような作り方をしているかというと、
梅の実をまずは塩漬けにして、重しをして、梅酢を出して、梅酢にに漬ける状態にする。その後、天日干しするか乾燥機にかける。(省略されてしまう場合もある)その後に、しっかり水で塩抜きをして、そのメーカー独自の美味しい調味液に漬け込んで、味付けをする。
こんな風に作られているんです。
そもそもなんで、こんな調味梅干しが普及しているかというと、現代では「減塩」がキーポイントになっているんです。
減塩するために、一度、塩抜きをしています。そして、調味液に漬ける。。。
でも、ここで覚えていて頂きたいのは、減塩をすると、腐敗する確率が高くなるっていうこと!
梅と塩とシソだけで、昔ながらの工程で作られた「梅干し」は、塩をたっぷり使ってあります。塩分濃度は、最低でも20パーセントはありますし、それ以上の塩分を使ったりする場合だってあるんです。
保存状態や保存場所、管理の仕方にもよりますが、この塩分濃度の高い梅干しであれば、100年はへっちゃら!
塩分濃度が高い梅干しは、調味期限はないと言ってもいい。無限なんです。だって、実際に私も50年前の梅干しを頂いて、食べたことがあるのですが、全然食べられました。なんなら、とても美味しかった。普通に食べられます!
梅干しは、塩分濃度が高いので、腐敗しずらいのです。
しかし、この調味梅干しは、減塩されている場合が多いです。今は、3~6パーセントの塩分濃度など、ビックリするほど塩分控えめな商品も沢山出回っています。
塩分濃度が低くなると腐敗する可能性が高くなると先程言いましたが、そのために調味梅干しには、添加物などを入れることにより、腐敗しないように工夫して作られているのです。
だからと言って、添加物が悪い!なんて頭ごなしに私は思いませんけどね。。
梅干しのパッケージの原材料「アミノ酸」という添加物は、悪いものなのか?について考えてみた。
でも、この調味梅干しは、減塩だったり、蜂蜜に漬け込まれていたり、カツオ風味になっていたりもする訳ですよね。このような調味梅干しの特徴もふまえた上で、賞味期限との関係性を見ていくことにしましょう。
そもそも賞味期限って、どうやって決めてるの?
賞味期限って、一体なんなのか?
よくパッケージの裏に書いてあると思います。調味梅干しの場合だと、だいたい購入した3~6ヶ月後くらいの日付になっていることが多いかな。
「梅干しを開封せずに、表示されている方法できちんと保存していた場合に美味しく食べられる期限」
このような意味になってきます。梅干しの場合は、高温多湿の場所を避けるように!という記載がされていることが一般的かと思います。これが、直射日光の当たる場所に保存していたとしたら、開封していない梅干しであっても、賞味期限は早まってしまっていると考えた方がいいですね。
賞味期限というのは、実際には、きちんと研究機関での検査や実験により、その商品がどのくらい保存できるのかを調べた上で少し短めに記載されている場合が多いようです。メーカー側だって、長めだったり、ぎりぎりの設定してしまって、消費者に何かあったら困りますからね。
美味しく食べてもらうための期限な訳ですから。
開封してない梅干しであれば、きちんと記載通りの保存をしてある場合に限り、少しくらい期限が過ぎてしまっても大丈夫かと思います。でも、風味は落ちていくことを覚悟して下さいね。やはり、作りたての方が美味しいに決まっていますから。
正直、このあたりの感覚は、人それぞれかと思いますし、賞味期限内の保存状態でも変わってきてしまいますので、注意が必要です。自己判断になってしまいますね。。
絶対にダメな状態としては、酸っぱい臭いが漂っていたり、梅干しが水っぽくグチャグチャになっている時なんかは、絶対に食べないで捨てた方がいいです。この状態になっている場合は、賞味期限内だったとしてもやめておきましょう。
開封後の梅干しは、いつまで食べられる?
次は、開封してしまった梅干しについてです。
調味梅干しであれば、減塩されていることや、蜂蜜やカツオなどで味付けされているのが一般的です。
添加物が入っていたとしても、冷蔵庫の中に保存していたとしても、昔ながらの塩分濃度の高い梅干しよりも腐敗菌に狙われやすい状態のものであることは確かなのです。
腐敗菌たちは、甘いものが大好きですから、蜂蜜漬けなんて、特に大好物で寄ってきますし、塩分濃度が低いので、ハードルも低いと考えて下さい。
開封後の取り扱いについては、しっかり密閉した容器に移し替えるようにして、記載のある賞味期限内よりも前に食べきるようにする。というのが、正解です。
添加物が入っているんだから、大丈夫~♪なんて言って、長く置いておくのは危険です。開封していない状態の時よりもリスクは高まってしまう可能性もあるんです。
添加物も食品と共に劣化していきます。賞味期限を大幅に何年も過ぎてしまったら、見た目は大丈夫でも、その添加物が長い時間をかけて、何かと一緒に悪い反応を起こしてしまって、刺激物に変化してしまう可能性だってあるかもしれません。
ですから、梅干しだったら、長く保存できるでしょ~。という考えは調味梅干しの場合は通用しないのです。
長く保存できるのは、昔ながらの製法で作られた塩分濃度が最低でも20パーセント以上あるような梅干しだけということになります。この梅干しだって、保存状態が悪ければ、もちろん腐敗しますしね。覚えておいて下さいね。
食べきれない調味梅干しは、どうしたらいい?
開封してしまった市販の調味梅干しに関しては、賞味期限内に食べきるように!と先程、言いましたが、食べきれないかもしれないと、分かっている場合の対処法をご紹介しますね。
それは、冷凍することです!
小分けにしたり、保存袋に入れて、冷凍してしまいましょう。
食べたい時に食べたい分だけ解凍していくやり方をすれば、賞味期限を気にせずに長く楽しめそうですね。
それでは今回の市販の梅干しは、いつまで食べられるのかをまとめていきます。
市販の梅干しは開封後いつまで食べて大丈夫?~まとめ~
市販で売られている梅干し商品のほとんどは、「調味梅干し」という分類になります。
開封してない梅干しであれば、きちんと記載通りの保存をしてある場合に限り、少しくらい期限が過ぎてしまっても大丈夫かと思います。でも、風味は落ちていくことを覚悟して下さいね。やはり、作りたての方が美味しいに決まっていますから。
正直、このあたりの感覚は、人それぞれかと思いますし、賞味期限内の保存状態でも変わってきてしまいますので、注意が必要です。自己判断になってしまいますね。。
絶対にダメな状態としては、酸っぱい臭いが漂っていたり、梅干しが水っぽくグチャグチャになっている時なんかは、絶対に食べないで捨てた方がいいです。この状態になっている場合は、賞味期限内だったとしてもやめておきましょう。
開封してしまった場合は、どうなるのかというと、しっかり密閉した容器に移し替えるようにして、記載のある賞味期限内よりも前に食べきるようにする。というのが、正解です。
食べきれないと思うならば、小分けにして冷凍保存することをオススメします!
現代では、保存技術が発達して、食品を長く楽しめるようになりました。梅干しというと長く保存できるイメージがありますが、市販で売られている商品は通用しませんので、注意が必要ですよ。
それでは、皆さん、良い熟成を・・・・
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