甘酒は甘い!カロリーも高そうだし。。糖尿病の方々にとっては、飲んで良い物なのかどうか不安になってしまう事もあるかと思います。
私も発酵教室の生徒さんによく質問をされました。
ご家族に糖尿病の疑いがある方がいて、自分も毎日のように甘酒を飲んでいて調子が良いので、是非オススメしたいと思っているのだけど、こんな甘い飲み物、カロリーも高そうだし、飲むように言って大丈夫なのかどうか。。というような内容。
確かに何も考えずに健康になると思って、グビグビと甘酒を大量に摂取するとかえって健康から遠ざかってしまうということはありえることです。
今回は、甘酒にまつわる糖尿病というキーワードについて掘り下げていってみましょう。
Contents
米麹の甘酒はブドウ糖の塊だよ!
まずは、米麹で作った甘酒から見ていきましょう。
米麹から作っている甘酒は、砂糖のような糖分は添加していないことがほとんどです。一部市販のものだと砂糖を入れてしまっている場合もあるので注意が必要ですが。。
米麹から作る甘酒の原材料は、
- 米麹
- ごはんorおかゆ(入れない場合もある)
- 水
この材料を一定の温度で加温して、発酵させて作っていきます。
その際に麹に含まれるアミラーゼという酵素が、でんぷんを分解してブドウ糖を生成します。
そうです!米麹の甘酒が甘いのは、これが理由だったんです。甘い正体はブドウ糖です。
米麹の甘酒は、ブドウ糖の集合体ということになります。
もうひとつ、甘酒というと酒粕で作ったものもありますね。そちらはどうでしょうか。見ていきましょう。
酒粕の甘酒には糖分が添加されているのよ!
酒粕の甘酒だったら大丈夫かというとそうでもないんです。
酒粕の甘酒の原材料は、
- 酒粕
- 砂糖(糖分)
- 水
この材料を鍋などで温めて、材料をしっかり溶かしたものが酒粕の甘酒の作り方になります。
そうです!砂糖が入ってしまうんです。自分で手作りするなら糖分のコントロールはできるものの、市販品に関して言えば、かなりドッサリの砂糖が入っていると思った方が良いでしょう。
それでは、次に血糖値について書いていきます。
血糖値とは、なんぞや?糖尿病との関係は?
私たちが食事をすると、炭水化物(ショ糖やでんぷん)は、ブドウ糖に分解されていきます。小さい分子の状態になったブドウ糖は、我々の小腸に吸収されていくのです。そして、血管を通って肝臓へと流れていきます。
そして肝臓は、ブドウ糖をキャッチして血液中にブドウ糖を供給していきます。
食事をしたときにこのような流れの中で血液中のブドウ糖の濃度が上昇する訳ですね。
血糖値というのは、この時のブドウ糖の濃度のことを言います。詳しく言えば、
- 1dLの血液中の中にブドウ糖が何mgあるかどうかを表す数値
と言えるでしょう。
ここからです。上昇した血糖値を正常に下げるために我々の体内にはインシュリンというホルモンが存在していて、このインシュリンが命令を出して正常値を保つようにできているのですが、糖尿病になるとこの命令系統がうまく機能せず、血糖値がコントロールできないという状況がうまれてしまうのです。
甘酒をグビグビ飲んでしまえば、一気に血糖値が上昇してしまいます。これは、健康な人たちも同じ事。
ましてや糖尿病の疑いがあるならば、一気に上昇した血糖値をコントロール不能の状態になってしまいます。
糖尿病と甘酒のお付き合いの仕方
甘酒は、米麹で作る甘酒も酒粕で作る甘酒もどちらも効能が期待されています。甘酒単体で言うならば、良いこといっぱいです。害はないと言っていいでしょう。
でも、飲み方を間違えてしまうと不健康になってしまう可能性も大です。
甘い甘酒ですので、カロリーなどが気になるとは思いますが、まず糖尿病との関係を考えるのであれば、血糖値を急激に上昇させてしまう飲み物なのだ、ということを認識していて下さい。
- 米麹の甘酒はブドウ糖の塊である!
- 酒粕の甘酒は糖分が添加されている!
特に糖尿病の方々にとっては、血糖値のコントロールがうまくできない状況下にあるので、どんなに身体に良いからといって甘酒を好きなように摂取してしまうのはとても心配な飲み方です。
生徒さんに質問された時にもいつも言っていたのですが、
- かかりつけの医師に相談!!!
するようにしてから甘酒を飲んで下さい。糖尿病の方々はもちろん1人1人症状だって違います。
1日どのくらいであれば飲んで良いのかなどしっかり医師に相談して、詳しく聞いてから飲むようにしましょう。
近年、インターネットなどではいろいろな情報が出回っているので、勝手な判断をすると取り返しのつかないことにもなりかねません!どうか自己判断ではなく、しっかりした医療の医師に相談することをお勧めします。
ここで提案です。なにも甘酒でなくても発酵食品の力を借りて毎日食事を楽しむことはできます。甘酒を飲むのに不安のある糖尿病の疑いがある方はもちろん、ダイエット中で甘酒のカロリーや糖質が気になるという方々には、毎日のお味噌汁をオススメします!
お味噌も麹をたっぷり使った食品です。全国各地にいろいろな種類があって味もそれぞれで奥深い!
甘酒を毎日飲まなくても毎日のお味噌汁で麹の恵みを摂取するというのも良いのではないかしら?
私の最近のおすすめのお味噌は、仙台味噌。少し前にイタリアミラノに発酵食のイベントに行った時にイタリア人にも仙台味噌を使ってイタリアンを出したのですが、イタリア人も美味しいと言ったお味噌です。
お味噌汁は、飲む機会も多いだろうから、お味噌にこだわってみるというのも良いかもしれませんね。
それでは、今回の「甘酒のカロリーよりも糖尿病の人が気をつける点とは?」をまとめていきましょう。
甘酒のカロリーよりも糖尿病の人が気をつける点とは?まとめ
米麹の甘酒はブドウ糖の塊だよ!
米麹から作る甘酒の原材料は、
- 米麹
- ごはんorおかゆ(入れない場合もある)
- 水
この材料を一定の温度で加温して、発酵させて作っていきます。
その際に麹に含まれるアミラーゼという酵素が、でんぷんを分解してブドウ糖を生成します。
そうです!米麹の甘酒が甘いのは、これが理由だったんです。甘い正体はブドウ糖です。
米麹の甘酒は、ブドウ糖の集合体ということになります。
酒粕の甘酒には糖分が添加されているのよ!
酒粕の甘酒だったら大丈夫かというとそうでもないんです。
酒粕の甘酒の原材料は、
- 酒粕
- 砂糖(糖分)
- 水
この材料を鍋などで温めて、材料をしっかり溶かしたものが酒粕の甘酒の作り方になります。
そうです!砂糖が入ってしまうんです。自分で手作りするなら糖分のコントロールはできるものの、市販品に関して言えば、かなりドッサリの砂糖が入っていると思った方が良いでしょう。
血糖値とは、なんぞや?糖尿病との関係は?
血糖値というのは、この時のブドウ糖の濃度のことを言います。詳しく言えば、
- 1dLの血液中の中にブドウ糖が何mgあるかどうかを表す数値
と言えるでしょう。
ここからです。上昇した血糖値を正常に下げるために我々の体内にはインシュリンというホルモンが存在していて、このインシュリンが命令を出して正常値を保つようにできているのですが、糖尿病になるとこの命令系統がうまく機能せず、血糖値がコントロールできないという状況がうまれてしまうのです。
甘酒をグビグビ飲んでしまえば、一気に血糖値が上昇してしまいます。これは、健康な人たちも同じ事。
ましてや糖尿病の疑いがあるならば、一気に上昇した血糖値をコントロール不能の状態になってしまいます。
糖尿病と甘酒のお付き合いの仕方
甘酒は、米麹で作る甘酒も酒粕で作る甘酒もどちらも効能が期待されています。甘酒単体で言うならば、良いこといっぱいです。害はないと言っていいでしょう。
でも、飲み方を間違えてしまうと不健康になってしまう可能性も大です。
甘い甘酒ですので、カロリーなどが気になるとは思いますが、まず糖尿病との関係を考えるのであれば、血糖値を急激に上昇させてしまう飲み物なのだ、ということを認識していて下さい。
- 米麹の甘酒はブドウ糖の塊である!
- 酒粕の甘酒は糖分が添加されている!
特に糖尿病の方々にとっては、血糖値のコントロールがうまくできない状況下にあるので、どんなに身体に良いからといって甘酒を好きなように摂取してしまうのはとても心配な飲み方です。
生徒さんに質問された時にもいつも言っていたのですが、
- かかりつけの医師に相談!!!
するようにしてから甘酒を飲んで下さい。糖尿病の方々はもちろん1人1人症状だって違います。
1日どのくらいであれば飲んで良いのかなどしっかり医師に相談して、詳しく聞いてから飲むようにしましょう。
近年、インターネットなどではいろいろな情報が出回っているので、勝手な判断をすると取り返しのつかないことにもなりかねません!どうか自己判断ではなく、しっかりした医療の医師に相談することをお勧めします。
ここで提案です。なにも甘酒でなくても発酵食品の力を借りて毎日食事を楽しむことはできます。甘酒を飲むのに不安のある糖尿病の疑いがある方はもちろん、ダイエット中で甘酒のカロリーや糖質が気になるという方々には、毎日のお味噌汁をオススメします!
お味噌も麹をたっぷり使った食品です。全国各地にいろいろな種類があって味もそれぞれで奥深い!
甘酒を毎日飲まなくても毎日のお味噌汁で麹の恵みを摂取するというのも良いのではないかしら?
私の最近のおすすめのお味噌は、仙台味噌。少し前にイタリアミラノに発酵食のイベントに行った時にイタリア人にも仙台味噌を使ってイタリアンを出したのですが、イタリア人も美味しいと言ったお味噌です。
お味噌汁は、飲む機会も多いだろうから、お味噌にこだわってみるというのも良いかもしれませんね。
健康にはこの食品が良いよ、この飲み物が良いよ、とテレビやメディアで取り上げられると、みんなこぞって真面目に取り組んでしまう傾向にありますね。食事だけでは健康は得られません。適度な運動や睡眠もしっかり心がけていきましょうね。
それでは、皆さん、良い熟成を・・・・
<関連記事>→酒粕甘酒のカロリーは?それよりも気にすべき○○とは?!
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