昔から「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるように、柿のパワーは今に始まったことではありません。この柿を熟成させて作るのが「柿酢」です。皆さんの中にも「柿酢」は、身体に良いと聞いたことはあるけれど、使ったことがないなぁ、という方もいるかもしれませんね。
前回の記事では、簡単にご自宅でもチャレンジできる、手作りの柿酢の作り方をご紹介しました。
関連記事→渋柿で作ろう!柿酢の作り方。ドライイーストの力で簡単にできる。
柿酢は、江戸時代にはもう手作りで作られていて、江戸前寿司に使用されていたという記述も残っているようです。長い歴史と知恵が詰まっているんですね。殺菌効果が高いことから「柿の葉寿司」なんかも昔から親しまれてきました。保存技術がまだまだなかった時代です。日本人って、改めてすごいなと思ってしまうのは私だけかしら。。。?
とにかく、この柿酢のパワーは、すごいんですよ!黒酢なんかも身体に良い酢の代表選手ではありますが、身体のむくみ解消に効果があると言われているカリウムの量は、なんと黒酢の3倍!と言われている程なんですよ。
柿酢を上手に食べていたら、むくみもなくなって、スッキリ小顔になっちゃうかもしれないわ~♪ルンルン♪
総合的に考えても柿酢の実力は、かなりトップクラス!しかも自家製の柿酢を食べることが出来るなら、添加物の心配もいらないし、最高ですね~!
今日は、この柿酢の美味しい上手な使い方や飲み方、すぐに使えるレシピ集をご紹介します。
まずは、どれだけ柿酢がすごいのか、パワーの秘密を見ていきましょう~。
柿酢の美味しい使い方と飲み方
柿酢の使い方や飲み方のご紹介の前に、柿酢のパワーの秘密を少しご紹介しておきますね。
柿酢のパワーの秘密とは?!
まず、一番に言えるのは、タンニンと呼ばれるポリフェノールの成分がとっても多いというところなんです!皆さんもワインには、ポリフェノールたっぷり入ってる、なんて聞いたことあるんじゃないですかね。
柿酢には、ワインの原料になっているぶどうの5倍のポリフェノール量が含まれているんです!!!
- 柿酢に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用があるのです。体内に溜まってしまった活性酸素を除去してくれる働きがあるので、生活習慣病の予防になるんです。
「最近、歳を感じるわぁ~」なんて思っている方にはもってこいですね。
血管の状態も若く保ってくれる効果も期待できますので、動脈硬化の予防にもなるし、また、血糖値の上昇を抑える働きもあることから、糖尿病の予防だったり、高血圧予防も期待できます。
その他に、ガン予防、認知症予防、虫歯予防、冷え性予防などなど、とにかく期待できる効能がいっぱいなのです!
気になる、気になる、美容効果は、どうなのかと言いますと、
- 柿酢に含まれるポリフェノールは、細胞を活性させて、老化を防止する作用もあるんです!だから毎日、上手に摂取しているだけで、シミやしわの改善や肌荒れにも効いてくる可能性大なんです。
しかも、これまたすごいんですよ。
- 柿酢に含まれるポリフェノールは、糖や脂肪の吸収を抑えてくれる働きから、ダイエット効果もあるんです。
ダイエット効果もあるなんて、嬉しい限りですよね~。←私が一番喜んでいる。。笑
その他にもまだまだ効能があると言われています。
- 柿酢に含まれるポリフェノールは、アレルギー症状を緩和させたり、記憶力アップさせたり、体臭なんかも抑えてくれる効果もあるんです。
本当に、柿酢は、万能酢ということになりますよね。美容、健康、アンチエイジング、全部対応!
それから、先程、冒頭でも触れた黒酢の3倍もあるよ、と言った「カリウム」の効果ですが、
- カリウムは、体内に溜まった老廃物を排出させる効果があるのです。女性がよく悩む「むくみ」にも効果がありますし、二日酔いにも効果があります。←これありがたい。
現代の食生活では、カルシウムもそうですが、この「カリウム」が足りていない状態にあるようです。
カリウムは、体内の塩分も調整してくれます。現代の食事は、加工品も沢山出回っていますし、食べる機会も多いので、どうしても塩分の高い食事に偏りがちになります。このカリウムが足りていないと、身体の調子も悪い方に傾いてしまいます。
皆さんも経験ありますかねぇ。夜中に飲んだ後にラーメンを食べる。(これ、若い頃なんかたまらなく嬉しかったんですが)次の日、朝起きると顔がパンパン!ということありませんか?ラーメンは、塩分高いですからね~。塩分が多く含まれるものを食べるとやっぱりむくんでしまうんですよね。
カリウムは、ナトリウム(塩素)と一緒に人体の細胞の浸透圧を一定に保つ働きがあって、人体にとって大切な働きを担っているのです。体内の塩分を排出して、むくみを解消したり、腎臓に溜まってしまった老廃物を排出するという働きがあるんですね。
カリウム自体は、食材にも含まれています。例えば、パセリとか、ふきのとう、ほうれん草などなど。毎日、摂取が難しくても柿酢を美味しく使ったり、飲んだりしていれば手軽に身体にカリウムを入れることができますね。
ただ、腎臓系に疾患のある方は、カリウムのとりすぎには注意が必要ですので、医師の指示に従って下さいませ。
柿酢の効能、まさに万能だということがお分かり頂けたかと思いますので、次から早速、柿酢の美味しい使い方や飲み方を紹介していきたいと思います。
柿酢の美味しい使い方
柿酢について、ひとつ注意したいのは、柿酢の身体に良いとされる成分は、水に溶けやすいという特徴があるのです。ですから、熱を加えたりしないで、生のまま使う方法を紹介していきたいと思います。
柿酢と甘酒のなます
- 大根、にんじんを千切りにする。
- 柿酢と甘酒を2:1の割合で混ぜる。甘酒がなければ、砂糖や蜂蜜でOK。
- 大根、にんじんに2と塩を少々入れて、混ぜる。
- 半日くらい冷蔵庫で寝かすと味が染みて美味しく仕上がります。
私は、これをジップロックにたっぷり作って、常備菜にしています。野菜から水がいっぱい出てきますが、水にしっかり浸かっている方が保存期間は長くなりますし、甘酒も入れることで、発酵して、次の日の方が美味しくなります。甘酸っぱい味がクセになりますよ。
柿酢のドレッシング~基本のシンプルドレッシング~
- 柿酢 50cc
- お好みのオイル 100cc
- 塩、コショー
この材料を、しっかり混ぜればシンプルな柿酢ドレッシングの完成です。ここから、このシンプルドレッシングにプラスして、アレンジしてみましょう。
柿酢ドレッシング~柿酢と玉ねぎドレッシング~
- 上記のシンプル柿酢ドレッシング
- ニンニクのすりおろし 小指にちょっと乗るくらい
- 玉ねぎのすりおろし 1/4個分
柿酢ドレッシング~イタリアンドレッシング~
- 上記のシンプルドレッシング
- ニンニクのすりおろし 小指にちょっと乗るくらい
- アンチョビフィレ 3尾~
アンチョビフィレは、しっかり包丁で叩いたものを、一緒に混ぜて下さい。
柿酢ドレッシング~和風梅ドレッシング~
- 上記のシンプルドレッシング
- 梅干し 2個程度
- 大葉 適量
梅干しの梅肉をペーストにして、大葉もきざんだものを一緒に混ぜるだけ。
柿酢で作る寿司酢の作り方
- 柿酢 90cc
- 砂糖 60g
- 塩 10g
炊いた5合分のご飯に対しての分量です。しっかり混ぜ合わせて、調味液を作り、ご飯に混ぜて下さい。まろやかな柿酢の酸味がたまりませんよ。
鶏肉や豚肉のソテーのソースにする~柿酢味噌ソース~
- 柿酢 大1
- 味噌 大2
- 柿のみじん切り 大1
鶏肉や豚肉をソテーした時のつけたれソースとして使ってみましょう。柿のみじん切りなどを入れるともっとフルーティーで美味しく仕上がります。
柿酢の美味しい飲み方~毎日飲んでアンチエイジング!~
柿酢を毎日美味しく飲んで、習慣にしてみましょう。
- 炭酸で割って飲む。(さっぱりして、手軽でいいですね。)
- 牛乳で割って飲む。(酸味ももっと柔らかくなって、とろとろのドリンクになります。)
柿酢でつくるパイナップル漬けドリンク
柿酢は、まろやかで美味しいのですが、ここにパイナップルを漬け込んで発酵熟成させてあげるともっと美味しく飲みやすいドリンクに変身します。
- 柿酢 200cc
- 砂糖かはちみつ 200g
- パイナップル 100g
保存容器を消毒して、この材料を全部入れます。冷蔵庫に入れて、2日くらい発酵熟成させて下さい。砂糖や蜂蜜が溶けて出来上がったら、炭酸や牛乳で割って、飲んでみて下さいね。出来上がったパイナップル漬けドリンクは、パイナップルが劣化する恐れがあるので、1週間以内に飲みきるようにしましょう。
いかがでしたか?柿酢のパワーを味方につけて、これからも元気に過ごしていきたいですね。
それでは、今回の柿酢の使い方と飲み方、効能などをまとめていきます。
柿酢の使い方と飲み方~まとめ~
柿酢の期待される効能とは。。
- 柿酢に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用があるのです。体内に溜まってしまった活性酸素を除去してくれる働きがあるので、生活習慣病の予防になるんです。
- 細胞を活性させて、老化を防止する作用もあるんです!だから毎日、上手に摂取しているだけで、シミやしわの改善や肌荒れにも効いてくる可能性大なんです。
- 糖や脂肪の吸収を抑えてくれる働きから、ダイエット効果もあるんです。
- アレルギー症状を緩和させたり、記憶力アップさせたり、体臭なんかも抑えてくれる効果もあるんです。
- カリウムは、体内に溜まった老廃物を排出させる効果があるのです。女性がよく悩む「むくみ」にも効果がありますし、二日酔いにも効果があります。
柿酢の使い方レシピ
柿酢と甘酒のなます
- 大根、にんじんを千切りにする。
- 柿酢と甘酒を2:1の割合で混ぜる。甘酒がなければ、砂糖や蜂蜜でOK。
- 大根、にんじんに2と塩を少々入れて、混ぜる。
- 半日くらい冷蔵庫で寝かすと味が染みて美味しく仕上がります。
私は、これをジップロックにたっぷり作って、常備菜にしています。野菜から水がいっぱい出てきますが、水にしっかり浸かっている方が保存期間は長くなりますし、甘酒も入れることで、発酵して、次の日の方が美味しくなります。甘酸っぱい味がクセになりますよ。
柿酢のドレッシング~基本のシンプルドレッシング~
- 柿酢 50cc
- お好みのオイル 100cc
- 塩、コショー
この材料を、しっかり混ぜればシンプルな柿酢ドレッシングの完成です。ここから、このシンプルドレッシングにプラスして、アレンジしてみましょう。
柿酢ドレッシング~柿酢と玉ねぎドレッシング~
- 上記のシンプル柿酢ドレッシング
- ニンニクのすりおろし 小指にちょっと乗るくらい
- 玉ねぎのすりおろし 1/4個分
柿酢ドレッシング~イタリアンドレッシング~
- 上記のシンプルドレッシング
- ニンニクのすりおろし 小指にちょっと乗るくらい
- アンチョビフィレ 3尾~
アンチョビフィレは、しっかり包丁で叩いたものを、一緒に混ぜて下さい。
柿酢ドレッシング~和風梅ドレッシング~
- 上記のシンプルドレッシング
- 梅干し 2個程度
- 大葉 適量
梅干しの梅肉をペーストにして、大葉もきざんだものを一緒に混ぜるだけ。
柿酢で作る寿司酢の作り方
- 柿酢 90cc
- 砂糖 60g
- 塩 10g
炊いた5合分のご飯に対しての分量です。しっかり混ぜ合わせて、調味液を作り、ご飯に混ぜて下さい。まろやかな柿酢の酸味がたまりませんよ。
鶏肉や豚肉のソテーのソースにする~柿酢味噌ソース~
- 柿酢 大1
- 味噌 大2
- 柿のみじん切り 大1
鶏肉や豚肉をソテーした時のつけたれソースとして使ってみましょう。柿のみじん切りなどを入れるともっとフルーティーで美味しく仕上がります。
柿酢の美味しい飲み方~毎日飲んでアンチエイジング!~
柿酢を毎日美味しく飲んで、習慣にしてみましょう。
- 炭酸で割って飲む。(さっぱりして、手軽でいいですね。)
- 牛乳で割って飲む。(酸味ももっと柔らかくなって、とろとろのドリンクになります。)
柿酢でつくるパイナップル漬けドリンク
柿酢は、まろやかで美味しいのですが、ここにパイナップルを漬け込んで発酵熟成させてあげるともっと美味しく飲みやすいドリンクに変身します。
- 柿酢 200cc
- 砂糖かはちみつ 200g
- パイナップル 100g
保存容器を消毒して、この材料を全部入れます。冷蔵庫に入れて、2日くらい発酵熟成させて下さい。砂糖や蜂蜜が溶けて出来上がったら、炭酸や牛乳で割って、飲んでみて下さいね。出来上がったパイナップル漬けドリンクは、パイナップルが劣化する恐れがあるので、1週間以内に飲みきるようにしましょう。
今、手作りの柿酢がない方は、もちろん買ってきたものを使用してもいいと思います。
美味しく無理なく生活の中に取り入れて頂ければと思います。どうぞ、柿酢で自分の健康やご家族の健康、大切な方々を守って下さいね。
やっぱり手作りの柿酢は最高です→渋柿で作ろう!柿酢の作り方。ドライイーストの力で簡単にできる。
どこかで誰かが、美味しい!と喜んでくれたら、嬉しく思います。
皆様、今日も良い熟成を。。。
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