無添加の梅干しがいい?!無農薬栽培の梅や減塩タイプなど、梅干しの選び方をプロに聞いてきた。

梅干しは、どんな物を買ったらいいんですか?」と、この前、発酵料理教室の生徒さんから質問を受けました。私は、自分で作った梅干しを食べるのが基本なんだけど、でも1年で食べるにはいつも足りなくなるんですよね~。それに、いろいろな梅の種類の梅干しを食べてみたいというのもあって、気になる梅干しがあると取り寄せてみたり、買ってみたりしています。

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梅干しにも、無添加だったり、無農薬だったり、減塩だったり、ハチミツ漬けのものだったり、カツオ梅だったり、カリカリ梅だったり、本当にいろんな種類があるんですよね。

さて、今回は、どんな梅干しを選んだらいいのか、というお話を書いていきます。私の行きつけの梅干し専門店の店員さんにいろいろ質問をして、聞いてきたので、その情報をまとめていきたいと思います。

どんな梅干しを選んだらいいんだろうか?

まずは、梅干しの種類についてですが、3つのタイプに分けられます。

  • 梅干し(白梅干しとも呼ばれている、昔ながらの塩漬けして干したもの)
  • 調味梅干し(ハチミツ漬けとかカツオ梅とか、味の付いているもの)
  • 梅漬け(カリカリ梅みたいなもの)

基本的には、自分で美味しいと思えるタイプを選べばいいと思います。でもせっかくだから、こだわった梅干しを選ぶには、どんな事に気をつけて選べばいいのかを見ていきましょう。

製造法の違いによって栄養価も変わってくる?!

梅干し専門店の店員さんに詳しく聞いてみたら、上記でも書いた3タイプの調味梅干しと梅漬けに関しては、パッケージに表示されてない場合なんかは、梅を製造工程で干していない物が多いんだそうです。

梅干しというのは、梅を塩漬けした後に、天日干しするという工程がとても重要な工程になってきます。

天日干しをすることで、栄養価も高まるのです。だからこの天日干しの工程がないものは、本来の梅干しの効能や効果は、得られない可能性があるんです。

この調味梅干しと梅漬けは、梅を美味しく食べるために味付けしているのですが、実は、天日干しせずに、塩漬けしたものをもっと柔らかく仕上げるために添加物を加えて、果肉を柔らかくするような方法を取って、その後、調味液に漬け込んで仕上げるという方法を取って製品化しているものが沢山あるのだそうです。

無添加の梅干しについて

添加物が入っていない無添加の梅干しを選ぶのであれば、昔ながらの製法で作った、天日干しの工程を必ず行ったものを選ぶようにした方が良いということになります。

調味梅干しのパッケージも「美味しいよ~!身体に良いよ~!」という情報が書いてあって、一見良さそうに見えるかもしれませんが、裏の原材料を見てみると、防腐剤だったり、着色料だったり、いっぱい書いてあります。

パッケージに惑わされないように、無添加にこだわるのであれば、裏面などに記載されている原材料や製造工程をしっかり見極めて購入する必要がありますね。

もちろん、無添加で天日干しもしたハチミツ漬けも存在していますので、しっかり検索してから購入するようにして下さいね。

もっとこだわるなら、無農薬のものを選んだらいい!

梅干し専門店の店員さんに、ズバリ聞いてみた。

「健康に気をつけるために梅干しを選ぶのだったら、どれを選んだら良いんですか?」

店員さんの答えは、こうでした。。

「梅干しを選ぶ上でこだわって選ぶのであれば、梅自体がどうやって栽培されたかを見るといいんです。その梅が無農薬栽培で作られた物であったら、最高の品質と言えますし、とにかく他の梅干しとは味が違います!」

「無農薬栽培で作られた梅で作った梅干しであれば、ほとんどの場合で昔ながらの製法で作られているので、塩漬けした後に天日干しだってしっかりしているし、もちろん無添加のものが多いです。時々、添加物の入ったものもあるので注意は必要ですが、無農薬栽培した梅に添加物を入れて作るような農家さんは、まずいないですね。もったいないですから。」

「無農薬栽培の梅干しは、本当に味が違うんですよ~。」

店員さんは、私に店中の試食できる梅干しをどんどん出してきて、端から試食させてくれました。

調味梅干しは、確かに甘くて、梅肉も柔らかくて、食べやすかったわ。最後に、無農薬栽培で作った梅で作ったのを食べさせてもらったのだけど、これが確かに味が違う!形とか色は、無添加なのもあって、良いとは言えない。でも、味わいがとっても深いんです。塩だってしっかり使っているはずなのに、まろやかに感じるんです。嫌な酸味もなく、これなら梅干しが苦手な人も食べられるんじゃないかなって思いましたね。美味しい果実を塩漬けしたような味わいという感じで。

私もこの無農薬栽培の梅干しの味にはびっくりしました!やっぱり、そもそもの素材っていうのは、大切なんですね~。

減塩梅干しの選び方は?

昔ながらの天日干しをする工程もある白梅干しというのは、塩漬けするときにだいたい20パーセントの塩を使っています。塩分を多くしておかないと、長期熟成ができないのです。

調味梅干しなんかの場合は、塩分が低いのですが、そのかわり賞味期限も短くなるのが特徴です。防腐剤などの添加物を添加している物も沢山あります。

減塩というところで、昔ながらの製造で作るのであれば、塩分は12パーセントくらいが限度なのだそうです。これ以上減塩をしてしまうと腐敗の可能性が高くなるので、昔ながらの製法では難しくなってきて、添加物を使用しなくてはいけなくなってしまう可能性も出てくるのだそうです。

減塩の梅干しを希望しているのであれば、確かにいっぱいあります。3パーセントや5パーセントなどの10パーセントを切っているような商品もあるんですよ。でも、ほとんどが調味梅干しという分類の物であるということ。

もし、塩分の高い、昔ながらの白梅干しで減塩した物が食べたいと思うのであれば、自宅で簡単に減塩するやり方もありますので、参考になさってみてくださいね。

関連記事→健康的に梅干しを食べたい!塩分20%の梅干しを減塩させる簡単な方法とは?!

それでは、今回の梅干しの選び方についてまとめていきましょう。

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どんな梅干しを選んだらいいんだろうか?~まとめ~

まずは、梅干しの種類についてですが、3つのタイプに分けられます。

  • 梅干し(白梅干しとも呼ばれている、昔ながらの塩漬けして干したもの)
  • 調味梅干し(ハチミツ漬けとかカツオ梅とか、味の付いているもの)
  • 梅漬け(カリカリ梅みたいなもの)

添加物が入っていない梅干しを選ぶのであれば、昔ながらの製法で作った、天日干しの工程を必ず行ったものを選ぶようにした方が良いということになります。

もっとこだわるのであれば、梅自体が無農薬栽培された物を使用している梅干しを選ぶと良いでしょう。味も格段に違います。

減塩された物が良いのであれば、調味梅干しや梅漬けは、減塩した商品が沢山出ています。昔ながらの製法で作られている白梅干しが良いであれば、どうしても塩分が高くなってしまいます。そんな時は、自宅で塩抜きしてあげるというのも手ですね。

市販されている昔ながらの製法で作っている白梅干しであれば、塩分12パーセントくらいが減塩の最低ラインです。これ以下だと腐敗してしまう可能性が高まってしまうからです。

私の結論として、どんな梅干しを選んだらいいかと言いますと。。。

「昔ながらの製法で作る梅干しで、梅自体も無農薬栽培で作られた梅を使用していて、もちろん無添加で塩分12パーセント前後で漬け込んだ梅干し!」

こんな梅干しが、こだわりの梅干しと言えるのではないでしょうか。

とにかく、無農薬栽培の梅の製品は、味が格段に変わるのは本当です。是非、皆さんも機会があれば試してみて下さいね。

それでは、今日も良い熟成を・・・・

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