梅の実と味噌と甘みを合わせた梅酢味噌。実は、梅酢味噌って言っても、いろいろな作り方があるんですよね。梅の香りと梅のエキスをたっぷり含んだ梅風味の甘味噌。和え物に使ってみたり、炒め物にしてみたり、煮物に使ったっていい。万能な味噌な訳だけども。。。ここで問題が。。。
ネット検索や本を見てみると、とにかく作り方がいろいろ。。。言い換えれば、作り方は、人によって、まちまち。。。←そう。。こういう状況って、どれが正解かわからなくって迷っちゃうんですよね~。。そんで迷ったあげく、作るのやめる。。苦笑
わかります。だって、いろいろな作り方やレシピが溢れかえっているんだもの。。
そこで、今回は、梅酢味噌の作り方、配合のレシピをスッキリ総まとめしちゃいます!
これまで、私の経験や調べたり、聞いたりした中で分かったのは、大きく分けて、作り方は3タイプ!
今回は、この梅酢味噌の作り方と3タイプの梅酢味噌の作り方や配合レシピをご紹介していきたいと思います。
これでもう迷わずに梅酢味噌を手作りできちゃいますよ。時間をじっくり待つ熟成タイプの梅酢味噌の作り方から、今ある自家製の梅酒などの梅の実から作る方法まで、まとめていきます!
ご自分のお好きなタイプの作り方や配合レシピで、もう迷わず梅酢味噌を手作りできちゃいますよ~。
もう迷わない梅酢味噌の作り方!3タイプの配合レシピから選ぶだけ。
早速、梅酢味噌のおおまかな作り方の3タイプについて。
ご自分がどの梅酢味噌を作ってみたいのかをここで決めてみて下さいね。その後の配合のレシピは超~簡単で単純なので、このどのタイプで作るのかを決めるところが一番、重要になってきます。決めるだけです。3つから選ぶだけ~。
どのタイプで作るかを決めてしまえば、後は簡単!さあ、どうぞ。
梅酢味噌の作り方は、この3タイプから、選んでみよう!
- タイプ1:生青梅の実を熟成させて作ります!(出来上がりまで、2~4週間程度)
生の綺麗な青梅の実が手に入るのであれば、是非、自家製の熟成させるタイプの梅酢味噌にチャレンジしてみてはどうでしょうか?でも、熟成期間がもちろん入ってきますので、約2~4週間は出来上がりにまでかかります。
時間をかけてジックリと梅の実のエキスを抽出していくタイプです。保存瓶や樽などに、生の青梅と砂糖と味噌を層にしながら入れていき、後は待つだけです。梅酢が出てきたら、鍋に全てを移して、梅の実は取り除いた液体だけ(梅エキス入りの甘い味噌のみ)をコトコトと少し煮詰めて新たな保存容器などに小分けにして入れて完成になります。
もちろん、この時取り除いた梅の実も食べることが出来ます。種を取って、細かく刻んで、炒め物などをするときに一緒に入れてあげたりすると風味がよくなりますね。
火入れしてあげると良いのは、保存を長くさせるためもあります。
味的には、梅の実を味噌などと熟成させて天然の梅酢を出してあげているので、爽やかな酸味が特徴です。火入れの工程があるので、酸味自体は柔らかくなります。時間を待てる!という根気強い人は、是非1度はチャレンジして頂きたい方法ですね。
- タイプ2:生の青梅や完熟した梅の実をそのまますぐ煮込んで作る!(出来上がりまで、約2時間程度)
生の青梅の実の市場に出回る時期っていうのは、本当に短いんですよね~。私も何度も青梅の時期にボーっとしていて、購入するのを忘れて、ぎりぎりになって街中を血まなこになって探す。。なんて年がよくある訳で。。汗
あとは、梅酒や梅干しなどを漬けようとしたけれど、傷付いていて、はじいた梅の実を使うというのが手です。傷付いた梅の実を使って、梅酒や梅干しを仕込むとやっぱり途中で液体が濁ってしまったり、熟成中に不具合が出てしまったりするものです。。
ですから、この方法を取るのであれば、傷付いてしまった梅の実を使ってあげるようにしてあげると無駄なく梅の実を全部使うことができるのではないかしら。
あと私としては、この方法にするなら、完熟した黄色い梅の実で作るというのがオススメです。
傷付いた青梅や完熟梅を生のまま、味噌と砂糖などで煮込んでいきます。熟成の時間なしでさっさと作っちゃうタイプです。梅の実も一緒に煮込んでいく方法を取るので、実も柔らかくなります。それを煮込んだあとに、ミキサーにガーっとかけるので、梅の実のペーストも全部入った梅酢味噌になります。と、いうよりも梅味噌と呼んだ方がいいかな。
酸味はほとんどないので、酸味が欲しい場合は、自分で酢を入れるなどして、後で調整が可能です。これは、これで、料理に万能に使えるのでいいですよ。
熟成タイプのように梅のエキスが抽出できていないので、梅の実もまるごと全部味噌のようにペーストにして食べてしまおうという時短な方法ってことですわね。梅の実をまるごと食べれるってところは、いい。
- タイプ3:自家製の梅酒の梅の実を使って、煮込んで作る!(出来上がりまで、約1時間程度)
このタイプは、自家製の梅酒を仕込んだ人達用の方法になります。梅酒は、もちろん液体の部分を飲むわけだけど、梅の実も梅酒を仕込んだ瓶や樽にたんまり残っているでしょう?
そりゃ、梅酒を飲みながら、何個かは一緒に食べるだろうけど、大量に梅酒の梅の実ばかりをそのまま食べるっていうのもねぇ。。。
そんな時には、その梅酒の樽から梅の実だけを取り出して、その梅酒の梅の実を使って煮込んで作るという方法です。
この方法だと、思い立ったらすぐ作れること。新鮮な梅酢味噌がその都度、作れるっていうのが良い点ですね。冷蔵庫の中が保存瓶だらけにならなくって済みますね。
しかも、上の2つの方法だと甘みを入れて煮詰める時に砂糖を入れることが多いのだけど、すでに梅酒の梅の実は、甘みも含んでいるので、煮ていくときに味醂などだけで煮ていくので、意外と3タイプの中では、甘さを控えめで作ることが可能です。
甘みがもっと欲しければ、砂糖を足せばいいし、とにかく、思い立ったら、すぐにその都度作れるっていうところが気軽でいいです。梅酒を仕込んでいる人たちには、手軽で気軽でラッキーな作り方って訳ですね。
梅酢味噌3タイプの作り方と配合レシピ
さて、梅酢味噌の作り方の3タイプをまとめてみましたが、皆さん、それぞれ、どれにするか決めましたか?
それでは、3タイプの作り方の配合とレシピをそれぞれ書いていきます。ご自分の決めた作り方タイプで、是非作ってみて下さいね。
配合レシピ:タイプ1:生青梅の実を熟成させて作ります!(出来上がりまで、2~4週間程度)
<材料>
- 生の青梅の実 500g
- お好みの味噌 500g
- 砂糖 500g
<作り方>
- 梅の実は、しっかり洗って、しっかり水気を拭く。
- ヘタを爪楊枝で取って、下処理しておく。
- 保存瓶を煮沸消毒をして、その後、アルコール消毒もしておく。しっかりと。
- 梅の実、味噌、砂糖を3層になるように段々と入れ込んでいく。
- フタをしたら、そのまま放置する。
- 7~10日くらい経って、中を見て、梅の実から液体がでてきていることをチェックする。
- 熟成完了の目安は、梅が触ってみて柔らかくなっているかどうか。
- 柔らかくなっていたら、OKなので、煮詰めていく工程に移ります。
- 鍋に保存瓶の中身を移していきます。この時、梅の実は、取り出してしまいます。
- 取り出した梅の実は、種を取って、刻んで、タッパーなど別の消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存して食べましょう。
- 鍋の中身をコトコトくらいの火加減で5分くらい煮ます。
- 粗熱を取って、梅酢味噌を消毒した保存容器に移して、冷蔵庫で保存して下さい。
配合レシピ:タイプ2:生の青梅や完熟した梅の実をそのまますぐ煮込んで作る!(出来上がりまで、約2時間程度)
<材料>
- 傷付いた生の青梅の実や完熟の梅の実 500g
- お好みの味噌 500g
- 砂糖 500g
- 酢 大2~
<作り方>
- 梅の実は、しっかり洗って、しっかり水気を拭く。
- ヘタを爪楊枝で取って、下処理しておく。
- 梅の実をビニール袋に入れて、瓶などで軽く叩いて、2~4分割くらいになるようにして、種を取り除いておく。
- 鍋に味噌と砂糖を入れて、かき混ぜながら砂糖を溶かしていく。3分くらい。
- その後、種を取った梅の実と酢を入れて、一緒に煮込んでいく。
- 20分くらい煮込んでいくと、梅の実が煮崩れてくるので、そしたら出来上がり。
- 粗熱を取ったら、全てをミキサーにかける。
- 消毒した保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保存する。
配合レシピ:タイプ3:自家製の梅酒の梅の実を使って、煮込んで作る!(出来上がりまで、約1時間程度)
<材料>
- 自家製の梅酒の梅の実 200g
- お好みの味噌 200g
- 本味醂 100cc
- 酢 大1~
<作り方>
- 自家製梅酒の梅の実を取り出して、種を取って、おく。
- 鍋に味醂を入れて、軽く煮詰めてアルコール分を飛ばしておく。
- 味醂にとろみがついたら、味噌を入れて、しっかり混ぜる。
- 種を取った梅の実と酢も入れて、煮崩れるまで煮込む。
- 粗熱を取って、ミキサーにかける。
- 消毒した保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保存する。
梅酢味噌の作り方と配合レシピのポイントとは?!梅風味の甘酸っぱい味噌を目指す!
3タイプの配合レシピを書いてきましたが、しっかり抑えて欲しいところは、梅の実と味噌と砂糖の比率です。
1:1:1で書いたのですが、砂糖の部分は、0.7くらいでもいいと思います。ここは、お好みでという感じで、甘みは調整可能です。
タイプ2と3の酢の量に関しても、お好みで結構です。
火入れしていくことで、酸味が柔くなるので、もうちょっと酸味が欲しいと煮詰めた後に思うのであれば、酢をプラスして足してあげたらいいと思います。
目指す出来上がりの味としては、「梅風味の甘酸っぱい味噌」というところです。
梅酢味噌は、和え物など、生ものに和えてあげたり、田楽などこんにゃくや、ふろふき大根などに添えてあげると抜群に合うんです。
ですから、砂糖と酢を上手に操って、舐めても美味しいと思える味にして下さい。
味噌の種類や味噌の塩分量などによって、絶対にこの配合レシピでこの味になります!とは言いにくいんですよね。。
だから、正解の味は、舐めても美味しいと思える甘酸っぱい梅風味の味噌味ってところを目指すといいと思います。
それでは、今回の梅酢味噌の作り方3タイプと、配合のレシピやポイントをまとめていきたいと思います。
もう迷わない梅酢味噌の作り方!3タイプの配合レシピから選ぶだけ。~まとめ~
配合レシピ:タイプ1:生青梅の実を熟成させて作ります!(出来上がりまで、2~4週間程度)
<材料>
- 生の青梅の実 500g
- お好みの味噌 500g
- 砂糖 500g
<作り方>
- 梅の実は、しっかり洗って、しっかり水気を拭く。
- ヘタを爪楊枝で取って、下処理しておく。
- 保存瓶を煮沸消毒をして、その後、アルコール消毒もしておく。しっかりと。
- 梅の実、味噌、砂糖を3層になるように段々と入れ込んでいく。
- フタをしたら、そのまま放置する。
- 7~10日くらい経って、中を見て、梅の実から液体がでてきていることをチェックする。
- 熟成完了の目安は、梅が触ってみて柔らかくなっているかどうか。
- 柔らかくなっていたら、OKなので、煮詰めていく工程に移ります。
- 鍋に保存瓶の中身を移していきます。この時、梅の実は、取り出してしまいます。
- 取り出した梅の実は、種を取って、刻んで、タッパーなど別の消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存して食べましょう。
- 鍋の中身をコトコトくらいの火加減で5分くらい煮ます。
- 粗熱を取って、梅酢味噌を消毒した保存容器に移して、冷蔵庫で保存して下さい。
配合レシピ:タイプ2:生の青梅や完熟した梅の実をそのまますぐ煮込んで作る!(出来上がりまで、約2時間程度)
<材料>
- 傷付いた生の青梅の実や完熟の梅の実 500g
- お好みの味噌 500g
- 砂糖 500g
- 酢 大2~
<作り方>
- 梅の実は、しっかり洗って、しっかり水気を拭く。
- ヘタを爪楊枝で取って、下処理しておく。
- 梅の実をビニール袋に入れて、瓶などで軽く叩いて、2~4分割くらいになるようにして、種を取り除いておく。
- 鍋に味噌と砂糖を入れて、かき混ぜながら砂糖を溶かしていく。3分くらい。
- その後、種を取った梅の実と酢を入れて、一緒に煮込んでいく。
- 20分くらい煮込んでいくと、梅の実が煮崩れてくるので、そしたら出来上がり。
- 粗熱を取ったら、全てをミキサーにかける。
- 消毒した保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保存する。
配合レシピ:タイプ3:自家製の梅酒の梅の実を使って、煮込んで作る!(出来上がりまで、約1時間程度)
<材料>
- 自家製の梅酒の梅の実 200g
- お好みの味噌 200g
- 本味醂 100cc
- 酢 大1~
<作り方>
- 自家製梅酒の梅の実を取り出して、種を取って、おく。
- 鍋に味醂を入れて、軽く煮詰めてアルコール分を飛ばしておく。
- 味醂にとろみがついたら、味噌を入れて、しっかり混ぜる。
- 種を取った梅の実と酢も入れて、煮崩れるまで煮込む。
- 粗熱を取って、ミキサーにかける。
- 消毒した保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保存する。
梅酢味噌の作り方と配合レシピのポイントとは?!梅風味の甘酸っぱい味噌を目指す!
3タイプの配合レシピを書いてきましたが、しっかり抑えて欲しいところは、梅の実と味噌と砂糖の比率です。
1:1:1で書いたのですが、砂糖の部分は、0.7くらいでもいいと思います。ここは、お好みでという感じで、甘みは調整可能です。
タイプ2と3の酢の量に関しても、お好みで結構です。
火入れしていくことで、酸味が柔くなるので、もうちょっと酸味が欲しいと煮詰めた後に思うのであれば、酢をプラスして足してあげたらいいと思います。
目指す出来上がりの味としては、「梅風味の甘酸っぱい味噌」というところです。
梅酢味噌は、和え物など、生ものに和えてあげたり、田楽などこんにゃくや、ふろふき大根などに添えてあげると抜群に合うんです。
ですから、砂糖と酢を上手に操って、舐めても美味しいと思える味にして下さい。
味噌の種類や味噌の塩分量などによって、絶対にこの配合レシピでこの味になります!とは言いにくいんですよね。。
だから、正解の味は、舐めても美味しいと思える甘酸っぱい梅風味の味噌味ってところを目指すといいと思います。
3タイプのどれかを選んで、舐めても美味しい梅酢味噌を作ってみて下さいね。迷わずいこう!
それでは、皆さん、良い熟成を・・・
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