青梅が出回ってくると、今年こそは、梅干し作りにチャレンジしたいな~と思う方もいっぱいいるのではないでしょうか?
でも。。。梅干しのイメージは、天日干しをしなくてはいけないから、ちょっと難易度が高いな~とか、
マンションに住んでいて、干すスペースがないな~、とか、
昼間は仕事をしていて家にいられないから、梅を干すのは心配。。。
こんな風に思っている方もいることでしょう。
そこで、今回は、梅を干さなくてもできる梅漬けの作り方をご紹介していきたいと思います。
私の父は、長野県出身で、長野のおばあちゃんが私が小さい頃から手作りの梅漬けをいつも作って送ってくれていました。今では、叔母さんたちがおばあちゃんの梅漬けを受け継いで、毎年送ってくれています。
カリカリ梅というやつです。長野のおばあちゃんが作ってくれていた梅漬けは、小梅ではなく、中粒の青梅で作るカリカリ梅です。干さずに漬け込むだけで出来上がりますし、食感が梅干しのように柔らかくなく、カリカリと食感いうになるので、これまたクセになる美味しさ!
私は、出来上がったこの梅漬けを刻んで、おにぎりに混ぜ込んだり、和え物に混ぜ込んだり、梅干しとは違う食感や味を楽しんでいます。料理のレパートリーもこの梅漬けできっと広がること間違いなしですよ。
干すスペースがない方や時間がない方は、この梅漬けに今年は是非、挑戦してみて下さいね!
Contents
干すスペースがなくて梅干しが作れないなら、梅漬けを作ってみよう!
梅干しと一言で言っても3つの種類に分類されます。梅干し、調味梅干し、梅漬けの3タイプです。
今回は、梅漬けをメインに書いていきますね。
そもそも梅干しと梅漬けの違いは何?!
違いは、「天日干し」をするか、しないか!
そこが一番の違いになります。ざっくりですが、作り方の違いを見ていきましょう。
- 梅干しの作り方
梅を処理する→塩漬けにする→天日干しする→出来上がり、もしくは、梅酢に戻し入れる。→保存期間は、長い。
- 梅漬けの作り方(カリカリ梅の場合)
梅を処理する→塩漬けにする→出来上がり!→保存期間は、短め。
梅干しは、天日干しすることで、食感も柔らかく仕上がります。そもそも塩分を高めに塩漬けする工程がありますが、天日干しすることによって、梅の余分な水分も飛んでくれるので、更に保存性も高めてくれます。
梅漬けは、天日干しをしません!だから、本当に簡単です。
塩漬けにして、1ヶ月もすれば完成です。でも、梅干しよりも塩分濃度が低いこともあり、長期保存ができません。6ヶ月以内で食べ切るようにしましょう。
それから、梅干しとカリカリ梅の違いで言えば、最初に仕込む時の生の梅の実の違いもあります。
梅干しは、完熟した梅の実を使うのが主流ですが、カリカリ梅は、完熟していない青梅を使用するということです。
カリカリ梅を作る時の青梅は、梅の実の出回る最初にしか市場で売られていません。時期を逃してしまうと、スーパーで並ぶ梅の実は、どんどん色付いて完熟した梅の実しか買えなくなってしまいますので、出回る時期は、見つけたら即買った方がいいです!
来週でいいや~。なんて思ってスルーすると、次に行った時には青梅がもうない。。なんて事にならないように。。←そう。私は、よくあるパターンなので、皆さんも気をつけて!
おばあちゃん直伝の梅漬け(カリカリ梅)の作り方
それでは、私の長野のおばあちゃん直伝のカリカリ梅の作り方をご紹介いたします。おばあちゃんは、大きい樽で大量に仕込んでいましたが、今回は、皆さんが簡単に自宅で挑戦できりょうに、容量を小さく、保存袋で作れるように考えてみました。
<材料>
- 青梅 500g
- 塩 (青梅の重量の10パーセント)50g
- ホワイトリカー 10cc程度
- 卵の殻 2個分
- 市販の保存用袋やジップロックなど
<作り方>
- 卵の殻は、生卵を割って、殻の内側の膜も綺麗に取って、一度、熱湯をかけて消毒する。その後、干して、しっかり渇かして、お茶パックのようなものか、ガーゼに包んで準備して下さい。
- 青梅は、しっかり水洗いしたあとに、ヒタヒタの水に漬けて、1晩置いて、アクを抜きます。
- 次の日、ザルにとって水気をきって、楊子などで青梅のヘタを果肉を傷付けないように取っていく。
- 処理が終わったら、一粒ずつ、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ります。
- ボウルに青梅を入れて、ホワイトリカーを全体にまわしかけます。
- 次に塩を入れて、ギュギュと揉み込みながら、青梅が鮮やかな緑色になるまで、しっかり揉みます。
- 保存袋に青梅をいれていきます。途中でお茶パックに入れた卵の殻も一緒にいれましょう。全部、青梅を入れ込んだら、ボウルに残っている塩も全て、保存袋に入れて、空気を抜いて口を閉めましょう。
- 保存袋をもう一枚のビニール袋に入れて2重にして下さい。漏れたら悲惨なので。。←やっちまったことあり(泣)
- そのまま冷蔵庫に入れて、時々、様子を見て、梅から水気が上がってくるので、その液体に青梅が漬けるようにしながら、ビニールの空気を抜いてやったり、時々、軽く揉んでやって馴染ませたりしながら、1ヶ月待ちます。。。
- これで、完成です!塩分濃度が低いので6ヶ月以内で食べきるようにして下さいね。
ジップロックに入れて、梅からあがってくる液体にしっかり漬けてあげるようにしてあげて下さいね。
卵の殻を入れるのもポイントです!卵の殻を入れるとカリカリの状態で漬けられることができるんです。これがないと、フニャフニャの食感になってしまうんですよ。
これは、梅の果肉のペクチンの関係なのですが、卵の殻のカルシウムを入れてあげることで、果肉は固いままカリカリという食感に仕上がるという訳なんですよ。
日本人の知恵というのは、本当にすごいですよね~。おばあちゃんの知恵ってやつですね~。
どうでしょうか?梅干しだと、塩漬けをしてから、更に天日干しをして作っていきますが、梅漬けであれば簡単に1ヶ月で完成してしまいます。しかも減塩なので、塩分を気にしている方にはピッタリと言えますね。
今回の梅漬けのレシピでは、保存袋で作る方法にしてみましたので、冷蔵庫のスペースがあまりなくても気軽に挑戦できるかな?
是非、挑戦してみて下さいね!
では、今回の梅干しと梅漬けの違いや梅漬けカリカリ梅の作り方をまとめていきましょう。
干すスペースがなくて梅干しが作れないなら、梅漬けを作ってみよう!~まとめ~
梅干しと梅漬けの違いは、
「天日干し」をするか、しないか!
そこが一番の違いになります。
それから、昔ながらの梅干しの作り方で言えば、塩分を高めに仕込んでいきます。しかし、梅漬けは、減塩できるので、塩分を気にされている方にはいいですね。
でも、そのことにより、出来上がった後の保存期間に違いが出てきてしまいます。梅干しは長期保存できるのに対して、梅漬けカリカリ梅の場合は、半年以内で食べきるようにして下さい。
それでは、私の長野のおばあちゃん直伝のカリカリ梅の作り方をご紹介いたします。おばあちゃんは、大きい樽で大量に仕込んでいましたが、今回は、皆さんが簡単に自宅で挑戦できりょうに、容量を小さく、保存袋で作れるように考えてみました。
<材料>
- 青梅 500g
- 塩 (青梅の重量の10パーセント)50g
- ホワイトリカー 10cc程度
- 卵の殻 2個分
- 市販の保存用袋やジップロックなど
<作り方>
- 卵の殻は、生卵を割って、殻の内側の膜も綺麗に取って、一度、熱湯をかけて消毒する。その後、干して、しっかり渇かして、お茶パックのようなものか、ガーゼに包んで準備して下さい。
- 青梅は、しっかり水洗いしたあとに、ヒタヒタの水に漬けて、1晩置いて、アクを抜きます。
- 次の日、ザルにとって水気をきって、楊子などで青梅のヘタを果肉を傷付けないように取っていく。
- 処理が終わったら、一粒ずつ、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ります。
- ボウルに青梅を入れて、ホワイトリカーを全体にまわしかけます。
- 次に塩を入れて、ギュギュと揉み込みながら、青梅が鮮やかな緑色になるまで、しっかり揉みます。
- 保存袋に青梅をいれていきます。途中でお茶パックに入れた卵の殻も一緒にいれましょう。全部、青梅を入れ込んだら、ボウルに残っている塩も全て、保存袋に入れて、空気を抜いて口を閉めましょう。
- 保存袋をもう一枚のビニール袋に入れて2重にして下さい。漏れたら悲惨なので。。←やっちまったことあり(泣)
- そのまま冷蔵庫に入れて、時々、様子を見て、梅から水気が上がってくるので、その液体に青梅が漬けるようにしながら、ビニールの空気を抜いてやったり、時々、軽く揉んでやって馴染ませたりしながら、1ヶ月待ちます。。。
- これで、完成です!塩分濃度が低いので6ヶ月以内で食べきるようにして下さいね。
ジップロックに入れて、梅からあがってくる液体にしっかり漬けてあげるようにしてあげて下さいね。
卵の殻を入れるのもポイントです!卵の殻を入れるとカリカリの状態で漬けられることができるんです。これがないと、フニャフニャの食感になってしまうんですよ。おばあちゃんの知恵ですね~。
いかがでしょうか?
マンションなどで梅を干せない方も、昼間にお仕事で梅を外に干せない方も、保存袋を使って、簡単に梅漬けカリカリ梅に挑戦してみてくださいね。
そして、くれぐれも、青梅の出回る時期を逃さないように、チェックしていて下さいね~!
それでは、皆さん、今日も良い熟成を・・・・
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