酢の物の合わせ酢の配合やポイントを覚えるだけで、簡単な総菜とは言え、味のバリエーションも広がり、きっと家族もきっと喜んでくれるでしょうね~。
検索をするといろいろなレシピが出てきて、どれにしていいのかわからなかったり、なんだかいつも味がぼやけてしまって、家族に不評だったり・・・やっぱりもっと美味しく作りたいですよね。うんうん。
単純で簡単な配合を覚えて、そこから季節に合わせたアレンジ方法までをご紹介していきます。
「酢の物の野菜などの重要な下処理のポイント」や「味を決める調味料のこと」や「季節感のあるアレンジ方法」「味を決めるのは○○!」まで、上手に作り上げるコツを書いていきます。
Contents
酢の物の合わせ酢の作り方!配合をズバリ言います!
「酢の物」って検索するだけで、とにかくい~っぱいレシピが出てきちゃって、上から見ていっても、次のレシピも次のレシピも酢の物の合わせ酢の配合がそれぞれで。。。人の数程、合わせ酢の作り方がとにかく違う。。。そして、迷う。。。一体、どの配合がいいんだろうか?
私もかつては、こんな思いをしていたんです(汗)だって、レシピがいっぱいあり過ぎるんだもん!どれがいいのかわかんないよー!
そして、ひとつ、これだ~!って決めて、作ってみたものの。。。この酢の物、味、薄くない?!。。。この合わせ酢、なんかイマイチ。。。酸っぱ過ぎる~!と、家族に不評。。。そして、自分のテンションも下がる。。。
すっごーく、わかる(泣)せっかく作ってみたのに、不評なんて、悲し過ぎる~!
「今夜のおかずにもう一品、キュウリもあるし、わかめもあるし、酢の物でも作っちゃおうかな」って、思う度に、
レシピ検索して、迷いに迷って→作って食べてみて→イマイチでガッカリ。。。
っていう悲しいスパイラルは、今日でオサラバにして頂きたい!!!
「酢の物」っていう単純な総菜だけど、家族に彼氏にそして自分も「おいしい~!」ってうならせちゃいましょう!
酢の物上手になれるコツを紹介していきますね。今日から、貴方も酢の物上手です~♪
コツ1 シーン別、酢の物の合わせ酢の作り方の簡単比率をズバリ!
酢の物って言えば、「酸味」と「甘み」のバランスでできあがっています。
作っていく前に考えることは、誰が食べるの?誰に食べさせるの?っていうことがポイント!
だって、子供たちに食べさせるのに酸味が強かったら、「酢っぱ~い!」と叫ばれるだろうし、彼氏とか大人向けに作ろうと思ってるのに、甘みが強かったら、「あっまい・・」って心の中で叫ばれる。
そこで、単純!簡単な酢の物の合わせ酢の作り方の比率は、これです!
1,<子供たちや、甘めな味がお好きな方向け>
(酸味)穀物酢、米酢など 1:1 砂糖など(甘み)
2,<大人向け、酸味が強いのが好きな方>
(酸味)穀物酢、米酢など 2:1 砂糖など(甘み)
この配合で、決まり!簡単でしょう?
(ポイント)食材の量を考慮して、比率に従って、スプーンや大さじ、小さじで調合して下さい。
まず、これから誰にこの酢の物を食べてもらうのか、自分が食べるのならどんな味が好きなのか考えて、酸味と甘みの比率をどっちにするのかを決定します。
さて、次は、合わせ酢を和える前の食材の下処理の方法について、書いていきますね。
コツ2 簡単だけど重要!合わせる食材の下処理の方法とは?!
綺麗に上手に盛りつけもして、パクリと食べたけど、「味、うっすーーい。。醤油かけちゃうか。。」なんてことありませんか?これは、食材の下処理に問題があるケースが多いんです。
酢の物って言ったら王道の食材で思い浮かべるのは、「きゅうり」ですね。「きゅうり」を例にして考えてみると、
原因は、この「きゅうり」から出てしまう「水気」なんです。この野菜から出る水気が、味を薄くしてしまっている原因のひとつなんです。
<簡単だけど重要!合わせる食材の下処理の方法>
- 食材を切って、ボウルなどに入れる。
- 軽く全体に塩をふる。(きゅうり1本だったら、塩は小4/1くらいでOK)
- 塩を切った野菜にまんべんなくいきわたるような感覚で混ぜる。
- 5分くらい放置プレー。
- 野菜から水気が出ているので、しっかり絞る。ぎゅっと絞る。
これが、酢の物を作る時に重要な作業です。「塩もみ」という作業。こうやって、塩の浸透圧によって、水気の多い野菜は、あらかじめ水気を出して絞っておきます。そうすることで、後々、水気が出てしまって水っぽくなったり、味が薄くなってしまうのを防ぐことができるのです。
そして、塩もみをして、野菜の水気を絞っておくことで、後から酢を合わせていくときに、野菜にもしっかり味が染みこんでいく、ということなんです。この単純な作業ですが、やっておくのとやらなかったのでは、できあがりの味に大きく違いがでてきますので、絶対にやらなきゃいけないコツ1です。
下に、「酢の物」でよく登場するであろう食材と処理の仕方を書いてみます。
- きゅうり→塩もみ→水気を絞る
- わかめ→水で戻して→水気を絞る
- 大根(切ってから)→塩もみ→水気を絞る
- もやし→軽く茹でて→粗熱を取って→しっかり水気を絞る
- にんじん(切ってから)→軽く茹でて→ザルにとって、水気をしっかりきる。
- キノコ類→軽く茹でて→粗熱を取って→キッチンペーパーなどで水気を拭く
安い食材や冷蔵庫に入っていそうな食材を書き出してみました。とにかく、食材は、しっかりと水気を絞ること!これに限ります。
次は、もう「酢の物のバリエーションが少な~い!」とは言わせない!もっと広がるアレンジ方法とアイディアの考え方のコツをご紹介します。
コツ3 食材や調味料の合わせ方で酢の物のアレンジは簡単に無限大に!
酢の物の食材について
「酢の物に合う食材は、なんだろう?」って、考えたことはありますか?きゅうり、わかめ、たこ?。。。うーん。。。私、ある時考えてみたんです。何が酢の物に合うのだろうかと。。。私の答えは、「アルカリ性食品」が合うのではないか!
「アルカリ性食品」って???大丈夫、難しい話じゃないんです。まず、どんな食材があるのかというと、
- 海草類
- 野菜類
- 果物類
- キノコ類
これらです。よく「酢の物」の王道レシピに入っている食品類ですよね?どうして、酢の物にぴったり!と思ったかというと、もちろん味が良いという実践的な経験からもあるのですが、そもそも「酢の物」って、和食ですよね?日本の伝統料理の和食に分類される訳です。和食というのは、ほとんどの料理を「弱酸性」になるように作り上げているって、ご存じでしたか?弱酸性に作り上げられている和食は、身体にも優しいし、和食って毎日食べてても飽きないですよね?毎日食べられる和食というのは、「弱酸性」になるように作られているんです。アルカリ性の食材を一品でも酢の物に取り入れれば、お酢の酸によって、アルカリ性食品は、ちょうど良い「弱酸性」になり、飽きのこない美味しい酢の物が出来上がる!と、いうカラクリです。日本人は、本当に頭がいいと思います!
酢の物の王道の食材の「きゅうり」も「わかめ」もアルカリ性食品に分類されるんです。そりゃ、合う訳ですよねぇ。
ですから、「酢の物」を作るぞ!と思ったら、この4つのアルカリ性食品類を意識して、食材選びをすると、仕上がりはみんなが飽きずにおいしいと思ってもらえる酢の物ができると思うので、実践してみて下さい。
それから、酢の物を作る時の食材選びでは、食材の色使いも上手に仕上げるポイントになります。アルカリ性食品がいいのね~と言って、その中から合わせていって、食材の全体の色味が地味になったり、単色になってしまって、見た目が残念。。。というのも悲しい。だから、単色になりそうだったり、全体に地味な色味になりそうだったら、アクセント色を入れていくようにしてみましょう。
例えば、ちょい足しの差し色食材で言うと、
- 黄色→コーン
- 赤→ハム、かにかま、ミニトマト、たこ
- 緑→大葉、わかめ
- 白→しらすぼし、剥きゴマ、くるみ
などなど、身近にある食材でちょい足しの差し色をしてあげるだけで、綺麗な色取りの酢の物に変身します。食材は、2食以上を考えて合わせてあげると見た目も素敵に仕上がると思います。
酢の物の調味料について
酢の物の合わせ酢の作り方は、酸味と甘みとなる訳ですが、通常の酸味は、穀物酢や米酢と砂糖というのが一般的です。もちろんこの2つをシーン別に合わせて、1:1や2:1で合わせていけば良いのですが、この酸味と甘みを他の調味料に変えて合わせてあげると、風味も変わり、また違った酢の物に変身します。
- 一般的な調味料
穀物酢(酸味)+砂糖(上白糖)
- 調味料をアレンジしてみる
(酸味)ワインビネガー、りんご酢、レモン汁、ゆずの絞り汁、もろみ酢、ブルーベリー酢、梅酢。。。。
(甘み)黒糖、甜菜糖、はちみつ、甘酒。。。。。
違う調味料の合わせ方で、アレンジはどんどん広がっていきます。おうちに余っている他の調味料でチャレンジしてみて下さいね。
コツ4 パパッと簡単に!香りの技を使って酢の物の味に立体感を出す方法
通年通して、同じような酢の物ばかり作るというのもなんだかひねりがないですよね。単純な酢の物だけど、季節感が出せたら、家族も彼氏も旦那様も喜んでくれると思います。季節感出せる酢の物を食卓に出せるなんて、「できる女」って感じがするする~!と思うのは、私だけかしら。。
せっかくの和食の総菜ですから、季節を感じる一品にしちゃいましょう。食べる時に口元でふんわり季節を思わせるような香りがすると、美味しさも倍増します。私は、料理を作る時にこの「香り」や「風味」をとても考えて料理を作ります。この「香り」や「風味」が加わると料理に立体感が出てくるんです。
想像してみて下さい。例えば、オレンジの果実入りのゼリーが2つあったとしましょう。ひとつは、果実は入っているものの食べる時も香りは全くしません。もうひとつは、先程と全く同じ見た目なのですが、口に入れる時からオレンジのフレッシュな香りがプンプン香っています。どちらを選ぶでしょうか?美味しそう~と思うのは、もちろん後者のほうですよね。違いは、オレンジの皮のみじん切りを入れたか入れなかったかの違い。
香りは、脳に働きかけるんです。香りを大切に酢の物にも他の料理を作る時にもふくらみのある味付けを心がけるともう一段上の味になっていきます。
1、季節の柑橘の絞り汁を使用する
先程の章でも書いたのですが、酸味の部分に季節の柑橘系の絞り汁を使ってやるのは、とても簡単でしかも季節感も出ます!レモンだっていいし、カボスだっていいし、スダチだっていいし。酸味の部分を変えてみてください。
2、季節の柑橘系の皮や薬味を使用する
柑橘系の皮も食べる時にふんわり香るので、季節感をとっても感じられます。柚の季節は、私もよく作ります。柚の皮の白いワタの部分は、そぎ取らないように注意して皮だけ剥いて、みじん切りにして、酢の物の最後に少々混ぜてやります。あまり入れすぎると苦くなるので注意して下さいね。ほんのちょっと、あくまでも香りをほんのりプラスする気持ちでね。
その他にそもそも香りが強い薬味を刻んで入れてあげるのもいいですね。大葉やみょうが、千切りにしたしょうがなど、ちょこっと入るだけで、香りもアップです。
3、季節の果物を一緒に合わせる
果汁や皮だけでなく、季節に合わせた果物を食べやすい大きさに薄切りにして、入れてあげるのもいいと思います。私のオススメは、リンゴです。皮付きのまま薄くスライスしてわかめと合わせたり、セロリに合わせたりすると、皮の色味も差し色になるし、リンゴの風味はとても合います。あとは、柿もいいですね。皮を剥いた柿を小さめの角切りに切って合わせてあげると季節を感じられますね。
4、香りのオイルをまわしかける
今日は、あとちょっとだけこくを足したいな~なんて時は、香りのあるオイルを最後にちょこっとかけてみてはどうでしょうか?オリーブオイルをかけてみれば、ちょっと洋風になるし、ごま油をかければ、ちょっと中華風になるし、ご自分の気分に合わせてもいいし、作ってあげる方の好みに合わせてもいいし、そのときに選んだ食材で考えてもいいですね。バリエーションは広がります。
コツ5 酢の物の作り方で最後にとっても重要な○○とは?!
酢の物は、酸味と甘みのバランスです。合わせる食材から出てくる旨みなどもあるとは思いますが、とても単純なんですよね。だから、「なんだか、味がぼやける~」とか「味が決まらない気がする~」って事になるんです。そう、単純なんだから、そりゃそうなんです。失敗したんじゃないんです。ただ、何が足りないのかと言うと、
「塩」!!!
です。味がぼやけている原因は、塩が足りないということが多いんです。合わせ酢を作って、ボウルに下処理をした食材を入れて、混ぜ合わせますよね。ちょっと味見をした時に、「ん?!ぼやけてる?!」と思ったら、ひとつまみの塩を入れてみてください。足りなければ、もうちょい塩を足してみて。最後に塩を入れるだけで、ぼやけていた味がピタリ!と決まります。これは、今回の酢の物だけに言える話ではなくて、他の料理全部に言えることなんです。
「味がぼやけてると感じたら、ひとつまみの塩を足す」
これで、「おいしい」と言ってもらえるような酢の物が完成すること間違いなしです!
簡単!酢の物の合わせ酢の作り方のまとめ
酢の物上手になるための簡単な合わせ酢の作り方や食材選び、バリエーション、香りについてまでいろいろ書いてきましたが、想像は膨らみましたか?ここで、まとめておきましょう。
どちらか選べばOK!簡単に酢の物を作るための合わせ酢の配合
1,<子供たちや、甘めな味がお好きな方向け>
(酸味)穀物酢など 1:1 砂糖など(甘み)
2,<大人向け、酸味が強いのが好きな方>
(酸味)穀物酢など 2:1 砂糖など(甘み)
(ポイント)食材の量を考慮して、比率に従って、スプーンや大さじ、小さじで調合して下さい。
どうぞ、どんな方に食べてもらうのかを考えて、比率を決定して下さいね。
その他のコツ
- 水気が出る食材は、合わせる前に塩もみをして、しっかり水気を絞っておく。
- 酢の物と相性が良い食材は、アルカリ性食品。野菜類、海草類、果物類、キノコ類である。
- 食材の色味が単調になったり地味になったりしないように、差し色となる食材も合わせてあげると綺麗に仕上がる。
- 米酢+砂糖だけではなく、酸味と甘みの部分を違う調味料に変えてあげるとバリエーションが広がる。
- 季節に合わせて、柑橘類の絞り汁や皮、香味野菜、果物などを足してあげると一段上の味になる。
- 味がなんだかぼやける時は、ひとつまみの「塩」を入れるのが重要。
いかがでしたか?簡単で単純な総菜ほど、奥が深いもんですよね~。私ももっと探求していきます。
合わせてご覧下さい→「子供と一緒に仕込んでほしい、とっても簡単!蜂蜜梅酢の作り方!」
→「おいしいもずく酢の作り方!これで子供も家族にもおいしいと言ってもらおう!」
皆さんが、酢の物に自信を持てるようになってくれたら、嬉しく思います!
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